四捨五入、切り上げ、切り捨て ROUND関数 ROUNDDOWN関数 ROUNDUP関数 TRUNC関数 INT関数

消費税率が5%から8%に変更ということでエクセルで消費税を再計算するかもしれません。

100円の5%は5円で8%は8円です。

120円の5%は6円で8%は9.6円です。

この時9.6円の1円以下の0.6円は通常切り捨てされて9円として計算されますね。エクセルで切り捨ての計算にはrounddown関数を使用します。

ROUNDDOWN関数

ROUNDDOWN(数値, 桁数)

数値には切り捨てをしたい数値、桁数は0(ゼロ)にすると小数部分がゼロ桁で整数部分だけになります。1(イチ)にすると小数点以下2桁目で切り捨て小数点以下1桁目までを表示します。120円の8%を小数点以下で切り捨てする場合は

=ROUNDDOWN(120*0.08,0)

という式になります。120*0.08がまだ切り捨てされていない部分で第2引数の0(ゼロ)で小数点以下キリストとなります。

rounddown

上図は、2行目が商品の値段でG1のセルが消費税率。その2つを掛けたものをROUNDDOWN関数で切り捨てします。その時A列の値をROUNDDOWN関数の第2引数に指定したものがセルB3からE9です。第二引数に0(ゼロ)を指定した6行目は小数点以下がありません。その1行上の1をしてしてある5行目は小数点以下1行目が表示されています。(もともと小数点以下のないところは表示されない)また、第2引数に負の数値を指定すると-1で一の位-2で十の位-3で百の位が切り捨てられます。

ROUNDDOWN関数と同じように使える関数としてTRUNC関数があります。

TRUNC(数値, [桁数])

TRUNCも数値を切り捨てますが第2引数を省略することが可能です。省略した場合は0(ゼロ)が設定されたのと同じく小数点以下すべてが切り捨てられます。消費税のように小数点以下切り捨てと決まっている場合はTRUNC関数のほうが簡単かもしれません。

切り上げはROUNDDOWN関数の代わりにROUNDUP関数を使います。使い方は全く同じです。

四捨五入はROUND関数がROUNDDOWN関数と全く同じ感じで使用できます。

切り上げ ROUNDUP関数
切り捨て    ROUNDDOWN関数またはTRUNC関数(第2引数省略可)
四捨五入  ROUND関数

となります。ちなみに『指定された数値を最も近い整数に切り捨てます。』というINT関数というものがあります。

INT(数値)

INT(数値)は第2引数が指定できないので必ず整数になります。しかし、数値が姓の値の間はROUNDDOWN関数またはTRUNC関数で小数点を切り捨てたときと同じ結果になりますが数値が負の値だと結果が違います。

int

TRUNC関数(第2引数省略)は0.8(1未満)から-0.9(マイナス1より大きい)の間はすべて0(ゼロ)になりますが、INT関数は規則的(上図では)に数値が変化していきます。

消費税の計算などでINT関数を使用すると返品などの場合に誤差が生じる可能性があります。

 

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