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グラフタイトルをセルの値と連動する

エクセルのグラフの表示をいろいろと変更するには元データを変えずにグラフの文字列を変更するを参照してみてください。

上記のリンクではグラフタイトルはダブルクリックで自由に変更できるとだけ書いてありますが、セルの値をそのまま使用することができます。あまりあちこちで紹介されいないようです。

まずグラフを作成します。

今回は棒グラフにしてみました。

通常グラフタイトルはグラフタイトルの場所をダブルクリックするとカーソルが出てきて文字を打ちなおすことができます。

今回はグラフタイトルをクリックして選択した状態にし、数式バーにイコール(=)を手入力します。その後グラフタイトルとして使用したいセルをクリックします。私の場合はシート見出しがSheet2 (3)だったので=’Sheet2 (3)’!$A$1:$M$1のような式が自動で入りました。この状態でEnterキーを叩いてください。

そうするとグラフタイトルはセル参照になりセルのあたりが変更されれば自動でグラフタイトルが変更されるようになりました。

ただご注意いただきたいのは、この状態ではダブルクリックによるグラフタイトルの変更ができません。

一旦グラフタイトルの式を何かの文字列の式に変更します。文字列をイコールの右に書きますのでダブルクォーテーションで括ってください。文字列の中身は何でもいいです。

エンターキーで確定後いったんどこかのセルをクリックして選択します。その後グラフタイトルをクリックすると式自体消えていますので文字列を打ち直すことができます。

あまり使わないですね。

元データを変えずにグラフの文字列を変更する

下のようなごく一般的な棒グラフがあります。グラフ内には

  1. グラフタイトル
  2. データラベル
  3. 縦軸(数値軸)
  4. 横軸(項目軸)
  5. 凡例

グラフタイトル

といくつもの文字が表示されています。1のグラフタイトルはダブルクリックで変更することが可能です。

データラベル

各棒の上(下にもある)に数値が表示されていますが、この棒の元データの値になります。もちろん元データを変更すれば自動で変更されますが、今回は元データを変更しない前提です。

変更したいデータラベルをクリックします。系列全体が選択されますのでサイトクリックします。データラベル1つだけが選択されました。更にクリックするとデータラベルの値が選択されますのでキーボードで上書きすることが可能です。

17.5とセルE2の値を表示している棒の上にとんでもない数値が表示されています。もちろん文字にも変更できます。一度変更すると元データの値が変更されてもデータラベルの表示は変更されません。

元データと連動させたい場合は再度そのデータラベルのみを選択して右クリックします。データラベルフィールドの挿入をクリックします。

値をクリックすると元データの値が入り元データと連動するようになります。ただ、入力した内容は自動では消えませんので値だけを残してうまく消してください。また、セルをクリックすればセルが選択できるようになりますので元データとは違うセルの値を参照して表示させることもできます。

縦軸

2の縦軸(数値軸)の値は元のグラフの値をもとにエクセルが自動で表示しています。軸の書式設定から縦軸の最大値や最小値などの変更が可能です。

また、表示形式を変更すれば後ろに単位を付けたりすることも可能です。

表示形式については表示形式 (数値)を参照してください。#は数値なのですが、#℃とすると0の時に0が表示されません。0℃としておけば0の時は0それ以外の数値は数値をそのまま表示してくれます。0″℃”と文字列の前後はダブルクォーテーションで括っておいた方がよかったかもしれません。

凡例

横軸を後に回しまして、先に凡例の変更方法をご紹介します。凡例の文字列の変更方法はグラフを選択した状態でグラフツールのデザインタブのデータのデータの選択をクリックします。

データソースの選択のダイアログボックスが表示されます。左側の凡例項目に凡例が列挙されています。表示を変更したいものをクリックし選択された状態(背景色がついている)で編集のボタンをクリックします。

系列名に
=Sheet1!$A$2
と数式が入っています。Sheet1!はこのグラフの元データはSheet1にあるということです。この画像のグラフもデータもSheet1にあります。これを消して手入力すれば自由に変更できます。

=”めちゃ熱い時の気温”
の様にイコールの後にダブルクォーテーションで文字列を括ってあげればうまくいきます。

OKボタンをクリックします。そのほかの凡例も変更しておきます。

凡例を任意の文字に変更することができました。この状態はグラフが選択されて元データも範囲選択されている状態ですが、A列の横軸の見出しだったところが選択されていません。このグラフの元データにはもう、セルA2からセルA4は含まれていません。ですからグラフの行列の切り替えをすると元データも表示されませんし、入力されたデータも表示されなくなります。

凡例を任意の文字に変更するときにセル参照も使えます。ただし、セル参照をを使うと行列の切り替え自体ができなくなるようです。

横軸

横軸は凡例と同じようにデータの選択から変更しますが、凡例の時の様に横軸の見出しの個数列挙されていますがどれを選んでも同じ1つの式になっています。また、直接文字列を指定することはできないようです。

横軸の表示を変更したい値をセルに入力しておきます。そして軸ラベルのダイアログボックスの軸ラベルの範囲に指定します。

横軸の値がセル参照になり、指定した通りセルH8からセルH11の値が表示されています。

凡例も横軸もセル参照に変更すると行列の入れ替えのボタンがグレーアウトして選択できない状態になってしまいます。

グラフ 降下線と高低線

折れ線グラフでどのマーカー(値がプロットされている点)がどの項目なのかわかりづらい時に、降下線というのを使ってマーカー部分と軸の関係をわかりやすくします。

下の折れ線グラフですが赤丸のデータは6月でしょうか、7月でしょうか8月でしょうか。正解は7月のデータなのですが、少し迷いませんでしたでしょうか。

降下線を引いておけば少しわかりやすくなります。

グラフを選択した状態でグラフツールのデザインのグラフのレイアウトのグラフ要素の追加をクリックします。線の降下線をクリックします。

グラフのマーカー部分から横軸に降下線が引かれどのデータが何かが分かりよくなりました。

降下線と似た感じのものに高低線があります。高低線は各項目の最大値から最小値を結びます。

下のような最高気温と最低気温の折れ線グラフですが、高低差の大きい月と小さい月があります。高低線を引くと少しわかりやすくなるかもしれません。

降下線と同様にグラフを選択した状態でグラフツールのデザインのグラフのレイアウトのグラフ要素の追加をクリックします。線の高低線をクリックします。

間を見るより線を見る方が少し見やすいかもしれません。

ちょっとイレギュラーなグラフになりますが高低線だけのグラフを作ってみます。

縦のガントチャートのような形ですね。先ほどの高低線のところまで見ていただいていたらもう作り方はお分かりかと思います。

簡単に説明しておきます。ふつうに折れ線グラフ(マーカーなし)を作り、データラベルを上と下に分けて表示します。

それぞれ、折れ線を選択して

データの系列の書式設定から塗りつぶしと線の線から線なしにして折れ線を2本とも見えなくします。その状態で高低線を引きます。

あとは線の太さと色を変更して出来上がりです。

実務で使うことはないかもしれませんがこんなのもできますよってことでお願いします。

グラフ 目盛り線 (折れ線グラフ)

折れ線グラフの様に縦と横に目盛りがある場合でも通常メモリの線は縦軸に対してのみ入っています。横軸の目盛り線を表示します。

グラフツールのデザインタブのグラフのレイアウトのグラフ用を追加の右の下向き三角▼をクリックします。

目盛り線の第1主縦軸をクリックします。

横軸に対する目盛り線が表示されました。今回のグラフは縦軸が数値なので縦軸に対してはさらに補助線が引けますが、横軸は項目なのでこれ以外細かい補助線は入れられません。

各月のマーカーが今表示した目盛り線のそれぞれ間にありますが、縦線の上に持っていきたい時は、横軸の書式設定を変更します。

これは折れ線グラフ3(グラフの開始位置)と同じなのですが、横軸を選択し、右クリックで軸の書式設定をクリックします。軸のオプションの軸位置をメモリの間から目盛に変更します。

目盛り線の下に項目名が表示されて、各マーカー位置が目盛の上に来ました。これを棒グラフでやると端が切れてしまいますので注意してください。

縦横の目盛り線が表示されたら補助線でできる矩形をどうも正方形にしたがるようですが、折れ線の見た目の傾斜が変わりますのでほどほどにしておいてください。

グラフの書式のコピー

グラフにいろいろと書記を設定したグラフと同じ書式のグラフをまた1から作成するのは非常に面倒ですね。どのような書式を設定したかも忘れてしまいます。まずグラフをコピーして、書式を張り付けます。

グラフのコピーはコピー貼り付けだけですので簡単ですがグラフのコピーを参照してみてください。

相変わらずのAKB48の指原さん推しの円グラフです。

円グラフを作成するときにセルA1からセルB7までを範囲選択し、できた円グラフに対して塗りつぶしやデータラベルなどを設定しました。

このグラフをコピーしてC列の45thの円グラフを作りたいです。グラフのコピーは普通に選択してコピーして、貼り付けたいセルを選択し貼り付けでコピーできます。

コピーしたグラフのデータをB列からC列に変更したいのですがグラフエリアを右クリックしたデータの選択のデータ ソースの選択からは45thが選択できません。

グラフのデータ範囲を選択しなおします。A列からC列まで選択すると左に41thと45thが選択できるようになるので45thだけ選択する方が汎用性が高いのですが、書式のコピー時にうまくいかないことがあるので、CTRLキーを使ってA列とC列を個別に選択します。ふつうにセルA2からセルA7まで選択します。次にCTRLキーを押したままセルC2からセルC7までを選択します。

2つの範囲がカンマ区切りで入力されています。

グラフのデータ範囲が変更されてグラフの内容も変更されたのですが、先ほどの書式が反映されていません。元のグラフから書式をコピーして貼り付けではうまくいきません。この辺りはエクセルのバージョンにより少し事情が違う場合があります。

まず元のグラフをコピーします。書式をコピーしたいグラフを選択し貼り付けボタンの下の下向き三角▼をクリックします。形式を選択して貼り付けをクリックします。

形式を選択して貼り付けのダイアログボックスが表示されますので書式をチェックして、OKボタンをクリックします。

これで同じ書式の年度違いの円グラフが作成できました。

グラフのコピー

グラフのコピー自体は簡単にできます。コピー元のグラフをクリックして選択しコピーボタンをクリックします。(右クリックからコピーでもCtrlキー+Cキーでも構いません。)

貼り付けたい場所(セル)を選択し、貼り付けのボタン(いずれかの貼り付け方法)をクリックします。

おそらく同じグラフは2つも必要ないと思われます。コピーで増やした方のグラフを加工してみます。現在最高気温と平均気温と最低気温の3系列となっていますが、最高気温だけの折れ線グラフに変更します。

グラフエリア内で右クリックします。メニューが表示されますのでデータの選択をクリックします。

データソースの選択のダイアログボックスが表示されます。今回は最高気温だけにしたいので左側の系列から最高気温だけチェックが入った状態にし、OKボタンをクリックします。

うまく最高気温だけの折れ線グラフになりました。縦軸最低気温に合わせて-10までついていますので調整したい場合は、縦軸の書式設定から変更してください。

現在、最高気温だけの折れ線グラフになっていますが、作成時(左のグラフをコピーしてある)に3系列ありましたので残りの2系列は非表示になっているだけですので再度右クリックからデータの選択をクリックすると、非表示の2系列を再表示することが可能です。

ところが全く見た目同じグラフなのですが、データソースの表示をした時にほかの系列が選択できないときがあります。

これはグラフ作成時、または系列の選択時にグラフのデータ範囲を変更した場合です。すこしわかりづらいですが、図を見比べていただくとグラフをクリックして選択したときの元の表の選択範囲が違います。3系列選択できる法のグラフは、表示が1系列でも元の表は3系列選択されています。ほかの2系列が選択できない方のグラフは、見出し行と最高気温しか選択されていません。

データソースの選択のダイアログボックスのグラフ データの範囲というところの値が違っています。

3系列選択できる方のグラフ データの範囲   =Sheet1!$A$1:$M$4
1系列しか選択出来ないグラフ データの範囲 =Sheet1!$A$1:$M$2

となっています。グラフデータの範囲はグラフ作成後も変更できます。データソースの選択のダイアログボックスを表示した直後の状態はグラフ データの範囲が選択されていますのでそのまま元の表をドラッグすれば変更可能です。(いつでもグラフ データの範囲の式をドラッグして選択すれば変更できます。)

3系列以外の降水量行を選択(ドラッグ)する降水量のグラフに変更することができます。

横棒グラフ 系列を逆にする

簡単に横棒グラフを作ってみました。(表の中をクリックして挿入タブのグラフのおすすめグラフから集合横棒を選択します。グラフ1(棒グラフ作成)など参照してください)

表の並び順んと棒グラフの並び順が逆になっています。

これを表のワード、エクセル、Windows10の順に変更します。

縦軸をクリックして選択します。更に右クリックしてメニューを表示します。軸の書式設定をクリックします。

軸の書式設定が表示されます。軸のオプションの軸を反転するにチェックを入れます。

系列が反転します。この時に縦軸が右に来てしまった場合は、横軸を選択して軸の反転を行っていますので軸を反転するのチェックを外し、いったん元に戻してから縦軸を選択しなおし、軸を反転してください。

このままでは横軸が上に着たままですので横軸をクリックして選択します。

軸の書式設定のラベルのラベル位置から上端/右端を選択します。少し手数は掛かりますが、表と同じ順に系列を並べることができました。

散布図 グラフ

2つの項目の相関関係をグラフにしたものが散布図になります。

今回は下のような表から散布図を作成してみます。

一応ウィキペディア内閣府のサイトからデータを持ってきましたが、データの内容は横においてグラフの作成方法を主体に見ておいてください。

2つのデータと都道府県の見出しがありますが、表全他を選択した状態(もしくは表内のセルを1つ選択した状態)で散布図のグラフを作成しても、見出し列のA列は無視されます。

全体を選択して散布図を作成したのですが、グラフを選択した状態でもA列が選択されていません。

エクセルのグラフは挿入した時点でほとんど完成していますので修正点を見つけて修正していきます。

グラフタイトルがおかしいですね。縦軸横軸ともにゼロが多いので気になる方は修正しましょう。どの点がどこの都道府県かが分からないのが困ります。

まずは、どの点が何県なのかわかるようにデータラベルに都道府県を表示します。

グラフ要素をクリックし、データラベルの右の三角をクリックします。その他のオプションをクリックします。

データラベルの書式設定のラベルオプションから、散布図上に値が勝手に表示されていますのでY値のチェックを外します。そしてセルの値をクリックします。

データラベル範囲というダイアログボックスが表示されます。

行見出しである、A列の東京都から静岡県までドラッグしておきます。OKボタンをクリックします。

散布図の中にデータラベルが表示されました。重なっているところがあり読めなくなっていますのでクリックして選択しドラッグで読みやすいところにラベルを移動します。

これでいったん完成としておきたいと思います。

グラフタイトルを削除します。グラフ要素をクリックしグラフタイトルのチェックを外します。

グラフ要素から軸ラベルの右の三角をクリックし第1横軸第1縦軸のチェックを入れます。

適宜ラベルを入力します。

これで人口と県内総生産の相関関係がグラフとして表示されました。

最後にこのデータに基づき相関関係を曲線でグラフ上の表示する近似曲線を表示します。グラフ用の近似曲線の右の三角をクリックします。

選択肢が幾つかありますが今回は、指数を選択しておきました。

今回は桁数が大きくわかりにくいですが、今表示した近似曲線の書式設定の近似を曲線のオプションの予測にグラフに数式を表示する、をチェックすると近似曲線の式が表示されます。

棒グラフ 人口ピラミッド

棒グラフをいろいろと変更して人口ピラミッドと呼ばれるグラフを作成してみます。

まず元データとなる表を作成します。表を選択し横棒グラフを作成します。

表示の仕方だけの問題ですので必須ではありませんが元の表が10から19才が上になっているのに横棒グラフは90から99才が上になっていますので縦軸を反転させます。

軸の書式設定の軸のオプションの軸位置の軸を反転するにチェックを入れます。

 

横軸(数値軸)を選択します。軸の書式設定の軸のオプションの最小値を0から-60に変更します。現状の最大値をそのままマイナス値に変更するとちょうど半分の位置から横棒が描かれます。

次に女性のグラフを反転させます。まず女性のグラフの系列を選択し、データ系列の書式設定の系列のオプションの使用する軸から第2軸を選択します。

女性のグラフがまたもとの位置に戻ってきました。女性の横軸が下に追加されました。この軸を選択し軸を反転させることで棒の伸びる方向を反転させます。

男性の時と同じように最小値を-60に設定します。

これで大まかなところは出来ました。縦軸(項目軸)がグラフと被って読みにくいので移動させます。縦軸を選択します。軸の書式設定の軸のオプションのラベルのラベルの位置のプルダウンから下端/左端を選択します。

横軸が上下1つずつあるので今回は上にある第1横軸を非表示にします。

下の横軸は右側がマイナスになっていますので表示形式でマイナスの場合につくマイナスの記号をつかないように変更します。横軸を選択します。軸の書式設定の軸のオプションの表示形式の表示形式コードを#,##0;#,##0に打ち直し追加のボタンをクリックします。表示形式 (数値)を参照してください。

 

レーダーチャート

元々グラフは数値データの視覚化に使われますが、レーダーチャートは属性の比較などによく利用されます。ゲームキャラクタの特徴などでよく見ますね。

今回5科目のテスト成績からレーダーチャートを作成します。この時に元データの表を少しだけ工夫しておくとグラフにした時に特徴が分かりよいです。

5科目のうち理系の数学と理科を隣り合わせにします。文系の国語、社会、英語を並べます。そうすると下図の青色であらわされている田中さんは理系が強く文系が少し弱いといった特徴が読み取れます。灰色の山本さんは文系の国語、社会、英語は3名のうちトップですが、理系が極端に弱いようです。オレンジの吉田さんはトップの科目はありませんが、まんべんなく点数を獲得しています。このようにレーダーチャートの場合は、元も表の並び順が意味を持つ場合がありますので、グラフ作成の技術よりもどのような物を視覚化したいかが重要かもしれません。

作り方は元の表を選択し、挿入タブのグラフの等高線グラフまたはレーダーチャートの挿入をクリックして適切なグラフ種類を選択するだけです。

各頂点にマーカがないか、あるか、面を塗りつぶしかの3種類のレーダーチャートがあります。

レーダーチャートの目盛り線(同心円状の五角形の線)の色がちょっと薄いのと頂点から中心に向かう線が引かれていないのでちょっとわかりづらいかもしれません。

目盛り線をクリックして選択し、更に右クリックして目盛り線の書式設定をクリックします。

塗りつぶしと線の線から線(単色)を選択し輪郭の色のプルダウンから任意の色を選択します。

問題は各科目の頂点から中心へ向かう直線です。エクセル2013と2016は従来の方法ではうまく引けません。軸の書式設定の線で線(単色)を選択し輪郭の色のプルダウンで設定できるはずなのですが。選択した色が反映されません。

エクセルの2010では同じ手順で表示されます。そもそも作成した時点から表示されています。(画像ではちょっと薄くて見えにくいですが)

ネットで解決策を提示されておられるところがありました。オリジナルはどこかわかりませんが、調べた範囲内で初出かなと思われるサイトはこちらでした。
http://ohtsuka.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/exel2013-e21b.html

とりあえず先ほどの手順で何らかの色を設定しておきます。その後グラフツールのデザインの種類のグラフの種類の変更から違うグラフに変更します。折れ線でも棒グラフでも違うレーダーチャートでも構いません。そしてさらに元のレーダーチャートに種類を変更して戻します。

そうすると線が表示されるようになります。

あとはVBAを利用して線を表示する方法もありました。http://www4.synapse.ne.jp/yone/excel2013/excel2013_graph_radarchart.html明示的にレーダーチャートのグラフであると指定するようです。

レーダーチャートには塗りつぶしレーダーがあります。塗りつぶしレーダにすると面積がよくわかりますが、複数の系列を表示した場合重なった部分が見えなくなってしまいます。塗りつぶしの色に透過をかけて下の面を見られるように設定します。

系列を選択しデータ系列の書式設定の塗りつぶしと線からマーカーを選択します。面の塗を変更したいのですが、マーカーをクリックします。

マーカーのオプションのぬりつぶしで単色で適当な色を選択し(勝手に色が変わります。)透明度を適切な値に変更してください。

3系列もあるとちょっとわかりづらいですね。

レーダーチャートにすること自体は簡単ですのでうまく利用してください。