ローン計算 元利均等払い PMT関数

自動車や家を購入する際ローンを組むことがあるかもしれません。住宅ローンや自動車ローンなどの支払額がエクセルの関数で簡単に計算できますので実際に購入するにあたって、シミュレーションしておくことが可能です。

PMT関数

一定の利率で定期的に支払するローンの1回の返済金額を計算する

PMT(利率, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日])

百万円を年利5%、1年で返済する場合の月額返済額を計算してみます。

セルB1に金額として1000000、セルB2に利率として5%(パーセント表示にしています。)、セルB3に期間1年として1、セルB4に毎月の返済額をPMT関数を使って算出します。(図はExcel2013)

pmt

PMT関数を呼び出します。数式タブの財務をクリックします。その中からPMTを選択しクリックします。

pmt_1

関数の引数のダイアログボックスのそれぞれにセルを当てはめていきます。利率、期間、現在価値がそれぞれ金利、期間、元金に相当します。OKボタンをクリックします。

pmt_2

百万円の12回払いなので金利を考えない場合、おおよそ、1回84000円くらいになります。PPM関数で出てきた数値は-1050000とマイナスで百万を超えています。

pmt_3

これは関数の使い方が間違っています。直感で使うとおかしなことになりました。

C列で修正します。期間は実際に支払う回数になります。セルC3に=B3*12 と入力し月の数にします。金利は年利を12で割って、1か月分に変更します。セルC2に =B2/12 と入力します。元金はそのまま横セルC1にコピーします(=B1)。支払額はマイナスで出てくるのが正しい関数の振舞なのでマイナス1を掛けます。

pmt_4

月額は85607円になりました。今回はセルB1からB3までの数値を変更したら色々と使えますのでC列で計算しなおしましたが、PMT関数の引数内で12で割ったり、12をかけてもかまいません。

pmt_5

念のため月額に12をかけてローンの総支払額を計算してみました。一括払いと比べてかなり安くなりました。コツコツと元金を返していくと支払利息も減りますね。

百万円の5パーセント分の金利5万円を貸し付け時に天引きして95万円を渡して、元金百万円を12等分で返済させるあこぎな金融屋さんがいるとか、いないとか。

自分でしっかり計算できるといいですね。

借入日からの初回返済日までの日割り計算や、1円未満の端数処理などで実際の返済額とは一致しないかもしれませんのでそのあたりは気を付けてお使いください。

 

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