時間計算3 FLOOR 関数

時間計算の流れ的に、勤務時間の表を作っていましたので、もう少しだけ勤務時間の表に必要と思われる計算をしてみます。

退勤時間から出勤時間を引いてさらに休憩時間を引くと勤務時間になるというのは既にやってきました。実際の勤務時間を計算する場合、何かの単位で丸めを行うと思います。

30分未満は、切り捨てとか、15分未満は切り捨てとかです。累計に対しての丸めだったら目で見て入力しなおしてもそう手間はかからないかもしれませんが、大抵は日々、丸めが発生すると思います。今回は15分未満は切り捨てという丸め処理を行います。

hour_21退社時間が8:08なら15分未満なので勤務時間を8:00にしたいと思います。

FLOOR 関数

FLOOR(数値, 基準値)

数値、基準値ともに必須です。数値を基準値の倍数で0に近い(少ない)方に丸めます。

A列の値をセルB1の値3で丸めた結果です。数式は

=FLOOR(A2,$B$1)

です。4.7は3を基準値にすると3の倍数の6より小さく3より大きいので3以上6未満が切り捨てられて3となります。

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excel2013にはfloor.mathという新しい関数があります。第1引数が負の場合振る舞いが変わるようです。おそらく、今後はfloor.math関数に統一されていくのでしょうが(単なる推測です。)、後方互換のため当分floor関数も使えると思います。

今回はfloor関数を使用します。FLOOR(数値, 基準値)の数値は勤務時間を計算する数式退社時間 – 出社時間 – 休憩時間ですね。基準値は15分ですので、0:15とします。ただし、今回は15:00をダブルクォテーション( ” と ” )で括ってやります。

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途中まで式が入っていた場合は手入力で追加が早いかもしれませんが、一から入れなおすならば数式タブの関数ライブラリの数学/三角にFLOOR.MATH関数(excel2013以前はありません)があります。エクセル2013でFLOOR関数を関数ライブラリから使うにはその他の関数の互換性の中にあります。

hour_23FLOOR.MATH関数もFLOOR関数も数値がマイナスでないときは同じなので引数は同じものとなります。FLOOR.MATH関数の第3引数のモードは省略可能ですので空白にしておきます。

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あとはこれをうまくコピーしてあげれば丸め処理の完了です。

逆に切りあげるばあいはCEILING関数というのがあります。

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