月別アーカイブ: 2018年12月

ページ番号

用紙が2枚以上になった場合市販の書籍のようにページの番号を振っておけば便利な場合が多いです。ワードにはページ番号を自動で振ることのできる機能があります。

挿入タブのヘッダーとフッターからページ番号をクリックします。メニューが表示されますのでページの上部、ページの下部、ページの余白、現在の位置から選択します。これらは、ページの番号を表示する場所のことです。自由に選択できます。現在の位置を選択した場合はカーソルのある位置にページ番号が挿入されますので、文章編集中に間違って削除しないように注意が必要です。

ページ番号をクリックして表示されるメニューのページの上部や下部、余白をポイント(マウスポインタを合わせる)するとさらにメニューが表示され、ページ番号を表示する左右位置を選択することができます。

また、ページ番号の左にpという文字がついたり罫線がついたりすることもあります。 ページ番号を挿入した際の番号(数値) 以外は削除しても構いません。また、-1-のように前後に任意の文字を追加することができます。

このページ番号はページが変わると自動で採番されますのでページ番号を挿入した後でページが増えても減っても何も作業する必要ありません。ページ番号の挿入の際は、途中のページで挿入しようと、初めのページに挿入しようと同じ結果となりすべてのページにページ番号が挿入されます。

総ページ数を表示する場合(1/54のような形)にする場合はページ番号の左右位置を選択するメニューでX/Yとあるところまでスクロールして選択してください。(ページの余白には無いようです)この場合も数値以外のスラッシュは単なる文字ですから、他の文字に書き換えても構いません。

文字サイズや色なども変更することが可能です

ページ番号の操作が終了しましたら、ヘッダー/フッター ツールのデザインタブのヘッダーとフッターを閉じるをクリックします。または、本文の中でダブルクリックします。

ルビ(ふりがな)2 上下にふりがなを振る

ルビ(ふりがな)でご紹介したものとは少し違います。フィールドコードというものを使ってちょっと変わったルビの振り方です。あまり使わないかもしれませんが。

ルビ(ふりがな)でご紹介したようにいったん普通にルビを振ります。

ルビを振る

その後ルビを振った文字列を範囲選択します(文字列の先頭にカーソルを立てるだけでも可)。Shiftキー + F9キーを叩きます。フィールドコードの編集になります。

フィールドコード

書式いろいろと設定されています。ここを変更することでちょっと変わったルビを振っていきます。

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\up 9(仮想),Virtual)

バックスラッシュは入力の際日本語入力をオフにしてキーボード右下の「ろ」キーを使ってください。自動的に¥マークに変わるはずです。(windows)

(仮想)の部分がルビとして表示されている部分ですので変更してみます。小かっこの中の文字列を範囲選択してホームタブのフォントからフォントの色で赤に設定してみます。

F9キーを叩きフィールドコードの編集から通常の画面表示に戻します。

ルビに色を付ける

ルビが赤色で表示されました。 小かっこの中の文字列を範囲選択してテキストの色を変更しましたがテキストの色以外にも塗りつぶしや文字の効果と体裁(ワードアート)なども適用できました。画像さえも挿入可能でした。表は入りませんでしたが。。。

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\up 9(仮想),Virtual)

上のフィールドコード の \o\ad(\s\up 9(仮想),Virtual) 部分は文字列を重ねて表示するということで、 \s\up 9(仮想) とVirtual を重ねて表示します。 \s\up 9 は上付きまたは下付きの上付きで9(ピクセル?)放して表示することになります。 \s\up のupをdoに変更してみます。

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\do 9(仮想),Virtual)

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\do 9(仮想),Virtual) としてF9キーで元に戻します。

ルビが下に来ました。 \s\do 9(仮想),Virtual で Virtual という文字と下付きの仮想という文字が重ねて表示されました。
\s\up 9(仮想) , \s\do 9(バーチャル),Virtual
とすれば上付きの仮想と下付きのバーチャルとVirtualの3つが表示されるはずです。

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\up 9(仮想),\s\do 9(バーチャル),Virtual)

EQ \* jc2 \* “Font:游明朝” \* hps10 \o\ad(\s\up 9(仮想),\s\do 9(バーチャル),Virtual)

文字列に対して上下2つのルビを振ることができました。日々、横文字が増えてきますのでカタカナ読みと意味を同時に振るのに便利かもしれません。

ページを削除(選択)

ワードでページを削除する方法です。ページを 削除(選択) するということはページ内の文章(データ)をすべて削除するということです。削除したいページだけを選択できれば後はDeleteキーを叩くだけです。

(矩形に)範囲選択でいろいろな選択方法をご紹介していますがページを選択する方法がありません。単純なのは削除(選択)したいページの先頭からページの末尾までをドラッグなどの方法で選択するのが間違いないです。

ジャンプという機能をうまく使えばページ単位で削除(選択)できます。

削除(選択)したいページ にカーソルを立てます。Ctrlキー + gキーでジャンプのダイアログボックスが開きます。F5キーでも同様です。ページ番号というところに \page (ウィンドウズではバックスラッシュは¥マークになります。)と入力します。日本語入力をオフにしてひらがなの「ろ」(エンターキーの左下あたり)がバックスラッシュになります。 \page をコピペするのが早いです。そして、ジャンプのボタンをクリックします。

これでカーソルのあるページが選択されましたので閉じるボタンをクリックします。削除する場合はDELETEキーを叩いてください。

きれいに1ページ選択できるのはいいのですが \page が少し面倒な気がします。

拡張選択モードを使用しますが、拡張選択モードの終了忘れに気を付けてください。まず、 削除(選択)したいページ の1行目の先頭をクリックしてカーソルを立てます。ファンクションキーのF8を叩きます。ページ末でクリックします。これでページが選択出来ました。

先頭でクリック→F8キー→ページ末でクリック

という作業ですが、連続した範囲を選択するクリック→shift + クリックの方が簡単ですね。1ページだけの場合は、ページの先頭でクリックしてページの末尾で shift + クリック してください。

拡張選択モードを使用 する場合は連続した複数ページを 削除(選択) する場合に有効です。 ページ単位で移動 にもありますようにCtrlキー + PageDownキーでページ単位で移動できます。これと拡張選択モードを組み合わせます。

先頭でクリック→F8キー→ Ctrlキー + PageDownキー

でページが選択できます。そのまま Ctrlキー + PageDownキー で次のページも選択できます。あとは Ctrlキー + PageDownキー を繰り返せば連続したページなら次々と選択できます。最終ページは CtrlキーなしのPageDownキー だけじゃないとうまくいかないかもしれません。

Deleteキーを叩くなどしてページを削除した場合は自動で拡張選択モードは解除されますが、何もしなければ選択しかできませんのでEscキーで拡張選択モードは終了してください。

見出しの横の黒■を消す

ワードの見出しを使うと見出しの左に黒い四角が表示されることがあります。これを非表示にする方法です。

これらの黒い記号は印刷されないので特に消す必要はないのですが気にはなりますね。できれば気にせずにそのままお使いになることをお勧めします。

方法は2つあると思いますがどちら方法も副作用?があります。 ワードで見出し(スタイル)の設定 でご説明しましたように 見出しなので以下に続く文章のタイトルという役割ですね。 ですから見出しがページの一番下に来てしまうと次のページは見出しなしで本文から始まってしまうことになります。そこで見出しを設定すると見出しの直下でページが変わらないようになっていることを知らせる編集記号が表示されているわけです。

見出しの左の記号を消したい段落を選択(カーソルがある)した状態でホームタブの段落の右下の矢印をクリックします。段落のダイアログボックスが表示されるので改ページと改行タブをクリックします。次の段落と分離しないのチェックを外してOKボタンをクリックします。これをすべての段落に対して行うか、全部選択(Ctrlキー + a)後に行ってください。

これでその見出しは左の黒■が消えましたが、次の段落と分離しないのチェックが外れているのでもし見出しがページ末に来てしまっても普通の段落と同じようにページが分かれてしまいます。

次の段落と分離しないにチェックが入っていると見出しの段落が次のページに送られて見出しと本文が分離されることから回避されます。黒四角は外れましたが少しおかしなことになるかもしれません。

もう一つはファイルタブからオプションをクリックします。

ワードのオプションから表示をクリックします。常に表示する編集記号の段落記号のチェックを外します。OKボタンをクリックします。

見出しの左の黒四角は消えましたが、Enterキーを叩いたときに表示される矢印も消えてしまいました。

ワードに付き物のあの矢印がありませんのでちょっと奇妙な感じがするかもしれません。

繰り返しになりますが、見出しの左の記号は印刷されませんのでそのままにしておくのをお勧めします。

配色 カラーパレットの秘密

タイトルはちょっと盛りすぎですがワードやエクセルで文字色や背景色を変更する際の色見本の使い方です。

ワードで見出し(スタイル)の設定 にも少し書きましたがワード(エクセルにもあります)にはテーマというものがあり初期設定はofficeが設定されています。その状態で文字色や、背景色、図形の塗りつぶし、背景色などカラーパレット(ワードの用語ではないと思います)に表示される色はテーマ(配色)によって決まっています。

フォントの色
塗りつぶし
図形の塗りつぶし

上図3つはワードのカラーパレット(正式名称ではないと思いますが)です。よく見ていただくと微妙な違いに気づくかと思われます。フォントの色の場合は左上に自動というのがあり、塗りつぶしの色の場合は自動がありません。図形の塗りつぶしには下の方に図、グラデーション、テクスチャという項目があります。

テーマの色と標準の色に分かれている

ワードで普通に文字入力すれば黒で表示されていますが、実際は自動が選択されています。自動イコール黒なのですが文字の背景色(塗りつぶし)が濃い色に設定されてしまうと黒の文字は読みにくくなってしまします。この時自動に設定されていれば文字色は自動で白になって読みやすくなります。しかし自動以外の色を選択しているとその色は自動で変更されずに読みにくくなってしまうかもしれません

テキストの色を黒、塗りつぶしの色も黒

上図は上2行はテキストの色が自動で下2行は黒(カラーパレットのテーマの文字のすぐ下の黒を選択)です。2行目と4行目は塗りつぶしを黒にしています。2行目はテキストの色が自動なので塗りつぶしが黒になったら自動で文字の色が白になって読みやすくなっていますが、4行目は自分でテキストの色を黒のしたので黒のままで文字が読めなくなってしまっています。通常時はテキストの色は自動でも黒でも変わりませんが、塗りつぶしの色によって自動で白になってくれるかどうかが違います。

テーマの色には10個色が設定されておりその10色について明度の差によって5段階に分かれています。

テーマの色には色名以外に名前がある

上図はテーマの色から青を選択した状態ですがポップアップには「青、アクセント1」と表示されています。これは今のテーマでは青で表示しますがアクセント1を選択しました、という意味です、配色(テーマ)を変更すると 配色(テーマ) によってはアクセント1は青ではないかもしれないということです。

このカラーパレット上にはすべて名前が設定されていて自動、背景1、テキスト1、背景2、テキスト2、アクセント1、アクセント2、アクセント3、アクセント4、アクセント5、アクセント6となっています。

また標準の色には色の名前だけで後ろには何もついていません。

一番左の列のテキストの色はその他の色をクリックして黒を選択しています。2列目のテキストはそれぞれの文字が表す色をカラーパレットから選択しています。3列目は分かりやすいようにセルを左の列のテキストが表す色に塗りつぶしています。この状態でデザインタブの配色からoffice以外の配色(青Ⅱ)を選択してみます。

結構色が変わりましたね。青Ⅱというだけあって全体的に青系統の色ばかりです。アクセント1も青系ですが少し変わりましたね。と言う事でカラーパレットのテーマの色はテーマ(配色)によって自動で色が変わるということです。左の列の文字色は変更されていませんので標準の色(その他の色)は テーマ(配色)が変更されても色は変わりません。

ワードに初めからあるテーマ(配色)では背景1とテキスト1はいずれも白と黒なので何を選んでもの変更されませんが、 テーマ(配色) を自分で作成することができますのでその場合は自由な色に設定することが可能です。

と言う事で、自分では青を選択しているつもりがアクセント1というものを選択しており、 テーマ(配色) によってはそれが全く違う色になる可能性があるということでした。

テーマ(配色) を変更しても色が自動で変わってほしくない場合は標準の色(その他の色)から選択しましょう。

ワードで見出し(スタイル)の設定

ワードには見出しという機能があります。見た目だけだと文字サイズを変更したり、書体を変更したりすることで強調することができますが、見出しは意味合い的にこれとは少し違うものになります。

ホームページ作成におけるH要素(h1からh6)のようなイメージですね。この例えの方が分かりづらいですか。見出しなので以下に続く文章のタイトルという役割ですね。

文字サイズや書体、色などを変更しても見出しとして設定されていなければワードは通常の段落(標準)ととらえています。見出しとして設定しておくことでテーマ(スタイルを含む)や、目次、アウトライン表示などで便利に使えます。

文章作成後(作成中でも)見出しに設定したい段落を選択します。(カーソルがあるだけでよい)

通常の段落は標準

1行目のマイクロソフトオフィススーツという段落はスタイルが標準になっています。見出し1に設定したいのでスタイルの見出し1をクリックします。

見出し1が設定された

同様の手順で見出し2も設定していきます。それぞれのマイクロソフトオフィス製品の製品名の段落を選択し見出し2をクリックします。

それぞれの段落に見出し2を設定

見るからに見出し1の方が文字サイズが大きのでご理解いたけると思いますが、見出し1が見出しの最上位で以下見出し2、見出し3と下位の見出しとなります。

見出し3までとほかのスタイルも表示されている

その他を表示してみましたが見出し3まであります。実際は見出し9(アウトラインがレベル9まであります。)まであるようですが見出し3以下はあまり使用しないかもしれません。

見出し9まで表示する方法をご説明します。ホームタブのスタイルの右下の矢印をクリックします。スタイルが表示されますので右下のオプションをクリックします。スタイルウィンドウオプションが開きますので表示するスタイルの右の矢印をクリックしすべてのスタイルを選択しOKボタンをクリックします。

見出し9まで

すべてのスタイルが表示されるようになりスタイルには見出し1から見出し9まで表示されています。やはりあまり使わないとは思いますが。

見出し1や見出し2を設定すると何やら勝手に文字サイズや行間などが変更されてしまいます。これはその文書(ファイル)に設定されているテーマの初期値のスタイルセットが反映されているからです。

デフォルトはoffice

白紙の文章を作成した時点でデフォルト(初期値)のテーマがofficeに設定されています(クリックして選択しています)。選択されているテーマのドキュメントの書式設定(スタイルセット)を変更することで簡単に見栄えを変更することができます。

影付きを適用

これらは主に見出しに対して大きく影響しますが図形や表のスタイルなども影響を受けたりします

ドキュメントの書式設定とは別に、見出し(スタイル)ごとに独自のスタイルを設定することが可能です。

(変更したい見出しの段落をクリックし、)ホームタブのスタイルから変更したい見出し(スタイル)を右クリックします。メニューが表示されますので変更をクリックします

オリジナルのスタイル

スタイルの変更のダイアログボックスが表示されます。プレビューの下に設定されているスタイルが表示されています。

プレビューと設定が分かる

左下の書式をクリックし設定したい書式を選択していきます。 今回は、線種と罫線と網掛けの設定から段落の下に罫線を引く設定をしました。

左下の書式から設定する

OKボタンをクリックすると該当するすべての見出しの書式が変更されています。

同じ見出しすべてに反映

スタイル設定後に該当する見出しに設定した段落も同じ書式に変更されますので編集作業で新たに見出しにした段落も同じ書式になります。

同じレベルの見出しはすべて同じ書式になりますし、スタイルを変更すればすべての見出しの書式が変更されますので統一された美しい見栄えが実現できます。

手作り封筒 洋2号

わずかですが需要がありましたので作成してみましたの公開しておきます。

便箋の作成(横書き)便箋サンプルB5サイズ 横書き 便箋が良く閲覧いただいているようで2018年年末時点で便箋のサンプルが2000ダウンロードを超えております。自作便箋とともに自作封筒にも挑戦してみてください。

ただ、市販の封筒に封筒印刷でご紹介した方法が封筒自体は絶対きれいだと思います。用紙が自由に選べるので、手作り感が味わい深いかもしれません

ただし、B4の用紙を使用しますので家庭用のプリンターでは無理かもしれません。B4対応プリンターで印刷しても上下は少し印刷されずに切れると思います。裁断の際は人間力で印刷されなかった線を補ってくださいね。

端が印刷されていません

上図は洋2号というサイズの封筒の展開図です。ダイヤモンド貼りという形式になります。4辺の3角形のようなところを折り返して糊付けします。下の三角形は折り返すと天地が逆になりますのでテキストボックスに文字を入力後90度回転しています。入力しなおす場合は入力中は普通の向きになり、入力終了後に天地が逆になります。

犬の写真はワードで年賀状作成(文面)と同じく図ツールの書式タブの図のスタイルでごにょごにょしています。

サンプルをダウンロードいただき、画像や文字を変更してB4用紙に印刷します。宛先を印刷する場合はテキストボックスでうまくやってください。あとは裁断ですが、線の上をうまく切ってください。線が残ると封筒に線が現れてしまいます。左右を先に折り返してその後下を折り返して糊付けします。

ワードで作る手作り封筒

出来上がりです。ほかのサイズやカマス貼りなどご要望があればコメントお願いします。できるだけ副える様頑張ります。

手作り封筒洋2号

封筒印刷

ワードで作成した文章を印刷できれば特に真新しい事ではありませんが封筒にも印刷できるということをあらためて確認してください。

印刷会社さんに1000枚単位で自社封筒の印刷を頼んでしまったために住所や電話番号を変更したのに古い封筒を訂正して使っているとか、廃棄してしまったとかよく聞く話ですね。

必要な時に必要な数だけ封筒に自社のロゴや住所を封筒に印刷すれば無駄がなくていいですよね

数は私が実際に使っている封筒の印刷をアレンジしたものです。A3用紙をよく使いますので長形3号 (120×235mm)が便利です。A4用紙縦3つ折りにして入ります。もちろん定型郵便になります。

用紙設定の方法はワードで年賀状作成(文面)にもありますが(ページ)レイアウトタブの用紙設定のサイズをクリックし選択しますが長3封筒相当のサイズがないかもしれませんので、その他の用紙サイズをクリックします。

用紙設定 その他の用紙サイズ

ページ設定の用紙のタブの幅と高さにそれぞれ数値を入力します。

郵便番号や住所、宛名などすべてテキストボックスを利用しています。自由な位置に配置できますので便利です。枠線と塗りつぶしは共になしにしています。請求書在中(四角形:角を丸くするという図形)や差出人はテキストボックスの枠線を変更しています。

印刷の設定で長3相当の用紙を設定するのがポイントです。封筒購入時のパッケージにサイズ(120×235mm)が書いてあると思います。あとは印刷のトレイの枠を調整するか、手差しトレイをうまく設定してください。その他のサイズの封筒も同じ要領で封筒のサイズを手入力していただければ対応できます。

印刷会社さんには悪いですがこれで必要な時に必要な枚数封筒印刷ができます。

ワードの印刷設定

おそらく、ワードはパソコンでお使いのことが多いと思います。ワードで作成したファイルを印刷する場合、プリンターの設定が必要ですが、すでにプリンターとつながっている前提で、ワードの印刷について簡単にご説明します。

印刷設定を変更しないでいきなり印刷する方法としてはファイルを右クリックして印刷をクリックする方法もあります。

ワードファイルを直接印刷

通常は、印刷したいファイルが開かれた状態でファイルタブをクリックします。

ワードのファイルタブ

印刷をクリックします。

ファイルタブをクリックしたところ

印刷画面に切り替わります。この画面の右半分がプレビュー画面になります。プレビューに表示されたように印刷されます。たまにプレビュー通りにならないこともあります。試し印刷が必要です。

印刷画面

一般的によく触る設定は部数のところです。同じものが何枚必要かで部数を変更してください。右にあるスピンボタン(上下の三角のボタン)で枚数を指定します。または、直接数値を入力しても構いません。

設定の下のすべてのページを印刷ですが印刷するときにすべてのページを印刷する必要がない場合などは下のページというところにページ番号(実際のページ表紙から1と数えていく)を入力します。

3ページ目と4から6ページ目と9ページ目が必要な場合は
3,4-6,9
の様に入力します。ページはカンマ区切り連続するページはハイフンでつなげます。

上図はカレンダーをワードで作成しましたので12ページあります。一度全部印刷しておいてうまくいかなかったページのみ印刷するときなど便利です。

途中の1ページだけ印刷したい場合は、プレビュー下の次のページをクリックし印刷したいページを表示し内容を確認してから設定から現在のページを印刷で1ページだけ印刷することも可能です。

現在のページを印刷

他にもたくさん設定がありますが通常この辺りの設定だけで事足りると思います。また、年賀状の様に同じものをたくさん印刷する場合、インクの残量に気を付けてください。私が使っているプリンターはインク切れになると印刷は止まりますが、それ以前に少し印刷が薄くなった状態で思った色が出ていない場合では印刷は止まりません。少し面倒ですがインクの量が不安な場合は10枚から20枚ずつ印刷するのが良いかもしれません。

編集記号の表示/非表示

スペースキーを叩くと1文字分の白い四角 スペースが表示されることがあります。これ以外にもタブを叩いてたり改ページをしたりしても何かの記号が表示されることがあります。

編集記号の表示/非表示でこれらを見えるようにするか隠すかを変更できます。ホームタブの段落に編集記号の表示/非表示というボタンがあります。これをクリックすることでこれらの記号の表示非表示を変更できます。

編集記号の表示/非表示

これらの編集記号は印刷されませんので編集時に必要かどうかで切り替えてください。

ただしこの編集記号の表示/非表示では切り替えられないものもあります。ファイルタブのオプションをクリックしWordのオプションを開きます。

表示をクリックします。

常に画面に表示する記号のチェックボックスでチェックの入っているものはこの編集記号の表示/非表示のボタンでは非表示にすることができません。すべての編集記号を表示するのチェックのオンオフを編集記号の表示/非表示でコントロールしています。上図の場合は編集記号の表示/非表示からでは段落記号とアンカー記号は表示非表示の切り替えができないということです。

いずれにしてもこれらの編集記号は印刷されませんので(隠し文字は印刷する設定が可能)ワード作成時や編集時に随時切り替えてください。