月別アーカイブ: 2016年4月

112233のような連番

1,2,3とか2,4,6などの連番はエクセルのオートフィルを使用すれば簡単に作成できますが、1,1,2,2,3,3,とか1,1,1,2,2,2,3,3,3のような同じ数字を複数回繰り返すような連番はオートフィルでは作成できません。

autofill4

いろいろと最初の選択方法を変えてみましたが望むような連番をオートフィルでは作成できませんでした。

autofill4_1

代替案として数式で解決してみます。1,1,2,2,3,3のように2個ずつ繰り返す場合は初めの2個だけ手入力します。セルA1に1、セルA2に1、と入力します。次にセルA3に=A1+1と最初のセルに1を加えるという式を入力します。あとはオートフィルで数式をコピーします。

autofill4_2

必要であれば数式のところをコピーして同じ場所に値として貼り付けておけばよいかと思います。

オートフィル3

数字と文字の組み合わせ

オートフィルは2つのセルの値の差を読み取って、以降のセルにその差を加えていくことで自動で連番を振ることができます。(1行目2行目の2つのセルを選択してオートフィルを行った例)オートフィル

autofill2_2

またユーザー設定リストにあるものは1つのセルにリスト内の値を入力しオートフィルを実行するとユーザー設定リストに従ってリストの値が順に表示されます。オートフィル2

autofill2_3

数字と文字を入力し物にオートフィルをすると数字だけが1つずつ増加します。(入力するセルは1つだけで1つのセルを選択してオートフィルを実行した時)

autofill3

数字は算用数字でないとうまくいきません。漢数字は単なる文字とみなされてしまいます。

また、ユーザー設定リストにある第1四半期、第2四半期…と1月、2月…はリストの順番で巡回します。

autofill3_1

これはユーザー設定リストに登録されているのでうまく行くだけです。1日と入力してオートフィルをかけても31日の次が1日戻るわけではありません。

autofill3_2

月日のオートフィル

では、4月25日(普通の日付)を入力しオートフィルを実行すればどうなるでしょうか?4月はユーザー設定リストにあるので5月、6月と増えていくのでしょうか。autofill3_3

期待通り?きちんと1日ずつ増加してくれました。しかも月末処理がなされ自動で5月1日になってくれました。これは4月25日と入力し確定したした時点で2016年(本年)の4月25日と認識されているからです。数式バーを見ると2016/4/25と表示されています。

エクセルが日付形式と認識すればオートフィルは1日単位で計算してくれるようです。

 

オートフィル2

曜日などをオートフィルで入力

オートフィルを参照してください。連番を入れるとき初めの2つを指定することで後はその差を自動的に追加していってくれます。1,2とセルA1とA2に入力したものをオートフィル実行してみます。

autofill2

1から2に1増加していますのでそれ以降1ずつ増加させて3,4,5と値が変化します。同様に2,4と入力してからオートフィルを実行すれば6,8,10となります。1,3なら5,7,9となっていきます。

autofill2_2

それ以外にも文字でオートフィルが効きます。

autofill2_3

これらは数字の時のように2つのセルの差を取りませんので1文字だけ入力すれば大丈夫です。必ず月や睦月などで始める必要はありません。卯月から始めても卯月、皐月、水無月となってくれます。

これらはでたらめに入力してもダメです。エクセルの登録されているリストがありますのでリスト以外の物はオートフィルは効きません。

autofill2_4

このユーザー設定リストにあるものが使えます。

autofill2_5

 

複数行のデータを1行にする

下の行の値を右に移動する

状況をうまく説明できませんが、どこかから持ってきたデータが下の様なの状態だった場合このままでは、不都合なことも多いでしょう。

linrup

3行ワンセットで1行目から

商品番号
商品名
価格

となっているものが複数セットあります。エクセルでデータベースのように商品番号から商品名や価格などを引っ張り出すために利用するにはこの形では使いにくくて仕方ありませ。

1行に1データの形で

A列 商品番号
B列 商品名
C列 価格

linrup_1

のように変更したいです。

関数か何かで1回でうまくいくものがれば良いのですが、無いようですので、効率の良い手作業で処理したいと思います。

まず元の表のB列に1,2,3 1,2,3と商品番号は1、商品名は2、価格は3となるように番号を振ってみます。

まずは各セルに1,2,3と入力し入力した3つのセルをまとめて選択してから右下のフィルハンドルをダブルクリックでB列に数値を埋めます。

linrup_2

このままではただの連番になってしまうのでB列のコピーされたセルの一番下のセルの右端のオートフィルのオプションをクリックしてセルのコピーをクリックします。

linrup_3

元が1,2,3と入力したものなので1,2,3の繰り返しになりました。linrup_4

次にC1のセルにはA2のセルの値が来るように数式を入力します。

linrup_5

同様にD1のセルにはA3のセルの値が表示されるように式を入れます。linrup_6

そしてセルC1とセルD1の式をフィルハンドルでコピーします。そうすると3行ごとに必要なデータが現れます。2行目、3行目などは意味のないデータです。このとき必要な行はB列で1の値が入った行になります。linrup_7

そこでB列を基準に昇順で並べ替えを行いたいのですがC列とd列のデータは1行下のA列の値、2行下のA列の値になっているので並べ替えをすると再計算されてデーターの内容が変更されてしまいます。

C列とD列を選択しコピーします。

linrup_8

セルC1を選択し右クリックし貼り付けのオプションで値貼り付けを選択します。linrup_9

これでC列D列は数式ではなく値そのものになりました。

linrup_10

これで並べ替えを行ってもC列D列は変更されなくなりました。セルB1を選択し並べ替え昇順をクリックします。

linrup_11

1行目から必要なデータだけ(後でB列は削除してください)が並びました。下の方にある不要なを削除したら出来上がりです。必要により1行目に行を挿入し見出しセルを作成してください。linrup_12

意外と面倒な気がしますが、データが沢山あるときは便利ですし、完全手作業によるセルの移動ミスも防げます。理屈を知ってしまえばいつでも使えます。ぜひ活用してください。

 

タブ2 文字数に関係なく決まった幅を取る

契約書や届出書などのひな型を作るとき印刷して使用する場合は未入力の項目に対して特定の幅を確保して作成することは簡単ですが、入力して使用する場合特定の幅を空白(スペース)で確保した場合、入力文字数分だけ消して使うのは面倒で分かりにくい、使いにくいということはありませんか?

特に下の例のように特定の幅にアンダーラインがついていたり、末尾に印の文字を表示させたりしたい場合です。

migitab

印刷して使うときは問題ないですが、名前の文字数などで印の位置が変わってしまったり、アンダーラインの長さが変わってしまったりと、使いにくいものになってしまいますね。

こういう時はタブを使用します。タブ1を参照してください。右揃えタブを使用します。直接関係ありませんが左インデントも使いますので参照してみてください。

以下のような感じでまず文字だけを打ってしまいます。その後レイアウトを整えます。今回氏名と印の間にカーソルを移動してTabキーをたたくわけですが、その前にタブの種類を左揃えタブから右揃えタブに変更します。

migitab_2_1

ルーラーの左にある(ワード左上)タブの種類を右揃えタブになるまでクリックして変更します。この状態で氏名と印との間でTabキーを叩きます。同様に住所と電話番号の後ろでもtabキーを叩きます。

migitab_2

既定の位置まで印がずれました。この状態で水平ルーラーの上にカーソルを移動しマウスをプレスします。そうすると右ゾロインデントと同じマークが表示されますのでそのまま行末までドラッグします。今回は氏名の行も住所の行も、電話の行も同じ設定にしますの3行いちょどに選択してから方が便利です。

migitab_4

右揃えのタブの位置を行末に移動すること印という文字が行末に来ました。

migitab_5

そのまま下線(アンダーラインを引きました。)このままでは氏名などの3行が長すぎますので右に行等を移動します。

3行まとめて選択したまま左インデントのマーカを任意の位置まで移動します。migitab_6

これで完成です。印刷してもうまくいきますし、ワード上で文字入力してもアンダーラインの長さも変わりませんし、員の位置も動きません。migitab_7png

ただし、当初の幅をはみ出ないようにしてください。でないとワード動作と同じように複数行になってしまいます。

 

直線曲線直線

図形で直線カーブ直線を描く

なかなか正解が見つからなかったので経過と結果をご紹介します。下のような直線から曲線そして直線の図形が簡単に書けなかったのでちょっと試行錯誤してみました。

line_curve

挿入タブの図の図形をクリックすると以下のようなツールが表示されます。この中で曲線が描けるものは沢山ありますがどれも一発で上のような線を引くことができません。line_curve_1

個人的にベターな方法は円弧でカーブの部分を作成し、端に直線を描いてグループ化する方法です。

line_curve_2

円弧を描きます。SHIFTキーを押したまま描画すると正円の弧が描けます。その弧の端にぴったり合うように直線を2本書きます。line_curve_3

最後に直線、円弧、直線の3つを1つずつCtrlキーを押したまま選択していきます。そうすることで3つ同時に選択した状態になります。描画ツールの書式の配置にあるグループ化ボタンのグループ化をクリックします。

line_curve_4

直線、カーブ、直線が1つのグループになりました。これでうまくいきましたが、ちょっと不都合が出る場合があります。

わかりよいように線の太さを変えてから線の種類を変更しました。1点鎖線を適用したのですが、線とカーブのつなぎ目がうまく1点鎖線になっていません。グループ化はされていますが、1点鎖線がそれぞれ個別に適用されてしまっていますのでつなぎ目がうまくってないようです。

line_curve_6

他の方法も試してみましたが、うまく直線カーブ直線を描く方法がなかなかありません。曲線を使って書いてみましたが、書けなくはありませんが労力がかかるのと、カーブの度合いの調整が難しいです。あまりに面倒なので曲線ツールで直線カーブ直線を描く方法のご紹介は割愛させていただきます。

今のところ直線を描くベストな方法は角丸四角形を使うことだと思います。まず角丸四角形を描画します。

line_curve_7

カーブの具合を黄色いハンドルで調整します。図形のカスタマイズ(オートシェープ)を参照してください。あとで変更できなくなりますのでここで確定してしておきます。line_curve_8

描画ツールの書式の図形の挿入から図形の編集の頂点の編集をクリックします。line_curve_9

すると直線の始まるところやカーブの始まるところが頂点(黒いハンドル)として表示されます。必要でない部分だけを削除できれば直線カーブ直線だけが残るということです。line_curve_10

まず角丸四角形の外周をカットします。左上の頂点をクリックして選択します。さらに右クリックするとメニューが表示されますので、開いたパスをクリックします。

line_curve_11

選択した頂点の近くに新しく頂点ができました。選択した頂点でカットされましたので橋が増えた乗田になっています。あとは不要な頂点を1つずつ削除していきます。line_curve_12

要らない頂点で右クリックし、頂点の削除をクリックします。すると選択した頂点がなくなります。これを不要な頂点すべてで繰り返します。line_curve_13

結構めんどくさいものがあります。少し楽な方法としてCtrlキーを押たまま頂点をクリックします。。するとちょうてんが×の形になりますのでDeleteキーをたたきます。この方法でも頂点を削除できます。

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不要な頂点をすべて削除しました。

line_curve_15

さいごに図形の塗りつぶしをなしにして線の種類を変更してみました。もともとが1本の線なので1点鎖線もうまく描かれました。line_curve_16

図形のカスタマイズ(オートシェープ)

図形を変形します。

挿入した図形の種類により、図形をカスタマイズすることが可能です。図形の挿入(オートシェイプ)も参照してください。

shape

これらの図形は同じ種類の図形ですが矢印の棒の太さと矢印の三角の部分の大きさを変更しています。大きさの変更や回転は図形の挿入(オートシェイプ)2を参照してください。

shape_1

図形を描画した直後や図形を選択したときに図形の周りに丸いハンドルが表示されます。sの中に黄色い丸のハンドルがあります。これをドラッグするだけで図形を変更することが可能です。

多くの図形にこのハンドルがありますので気に入った形に変更してみてください。

グリッド線のカスタマイズ

任意の幅と高さでグリッド線を引いてみる

文字入力だけでは、何のありがたみもありませんが、グリッド線を任意の幅と高さで引いてみます。

gridline2

グリッド線を縦1、横1にすることでグリッド線が縦横同じ幅で格子状にひかれましたが、文字グリッドの間隔(横幅です)と行グリッドの間隔(高さ)の値が謎ですね。一方は0.86文字で一方は0.5行になっています。

おそらく0.86文字と0.5行が同じ幅(高さ)として対応しているんでしょう。これらの数値と同じ割合で変更してあげれば正方形のグリッドが作成されます。しかしながらこれは非常に面倒です。横にあるスピンボタン(ちっちゃい三角)をクリックしても、文字グリッド線の間隔は0.5文字の単位で変化し、0.86文字の単位では変化してくれません。

任意の大きさの正方形のグリッドが必要な場合は、直接値を入力します。この場合日本語入力をオフにして直接入力(半角英数)で入力してください。

具体的には10mmと単位付きで入力すればオッケーです。1cmでも構いません。

gridline2_1

この状態でOKボタンをクリックします。そうすると10mmの正方形のグリッドが表示されます。念のため再度ガイドとグリッドを表示すると勝手に単位が変換されています。

gridline2_2

用紙全体にグリッド線を引く

文字入力ができるトリムマーク内だけではなくページ全体にグリッド表示させるためにはグリッド線の開始位置の左上余白を基準にするのチェックを外し左開始位置、上開始位置ともに0に設定します。

gridline2_3

ページ全体に図形など沢山配置する場合、大きさや配置などがわかりやすいと思います。