Windows11がこの秋にも公開予定ですがWindows10からの無償アップグレードが可能かどうかの要件、Windows11の要件2です。
前ページのWindows11の要件1ではMicrosoftのhttps://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11で表記されているシステムの最小要件8項目の初めの4つについてみてみました。
今回は残りの4つの要件です。
TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
という要件がありますがTPMというのはあまりおなじみがないと思います。私も聞いたことがある程度で慌てて調べてみました。
TPM(Trusted Platform Module)とはセキュリティに関する重要なデバイスもしくはチップということです。
余計わかりませんね。
暗号化のアルゴリズムがどうやらこうやらということです。まずは確認方法です。スタートボタン横の検索窓に「セキュリティ プロセッサ」と入力します。候補が表示されます

セキュリティ プロセッサをクリックします。

仕様のバージョンで確認できます。私の場合は1.2ですので要件を満たしていません。
TPMはデバイスもしくはチップということで、ハードウェアなんですがソフトウェアでアップグレードできるものがあるようです。
DELLというパソコンメーカーのサイトには更新可能なPCの記載がありました。もしかしたら今後いろいろなメーカーで対応されるかもしれません。
前述のUEFIからバージョンの切り替えが可能なものあるようです。
一部のサイトではTMP2.0は必須ではなく推奨なだけでTMP1.2のままアップグレード可能としています。
TPMはバージョンにより、脆弱性が報告されておりWindowsのアップデートでTPMを無効にしてWindows側で対策している可能性もあります。その場合無効になっているので上記では表示されないかもしれません。
グラフィックス カード DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x
グラフィックカードはハードウェアなのですがそれに乗っているソフトウェアの確認ですね。
スタートボタン横の検索窓にdxdiagと入力します。候補が表示されますのでdxdiagをクリックします。

DirectXのバージョンが表示されています。

WDDM(Windows Display Driver Model)のバージョンがわかりませんので左上のディスプレイのタブをクリックします。

右にドライバーモデル:WDDM1.2となっているので要件を満たしていませんね。これもソフトウェアなのでもしかしたらドライバのアップデートでバージョンがあげられるかもしれませんが、そもそも対応できないハードかもしれません。
ディスプレイ: 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイですね。これが実質最後の要件ですね。
対角サイズ9インチはモニタサイズ9インチのことですね。1インチは2.54cmなので2.54*9で22.96cm以上の対角線の長さがあればOKです。8ビットカラーは256色なので9割9分大丈夫でしょう。高解像度(720p)がわかりずらいですがおそらくWXGA以上であってるはずなので1280×768、1280×800、1366×768ピクセル以上の解像度があれば大丈夫でしょう。
先ほどのdxdiagのディスプレイの左のスクロールした下の方から確認できます。

最後のインターネット接続は問題ないとして、マイクロソフトアカウントは少しの個人情報で無料で作成できますのでこれも問題ないですね。
ということで私の場合はいくつか要件を満たしていませんでした。CPUの項目は仕様を満たしていましたが、単純にクロック周波数1GH、2コア以上64ビットだけではなくCPU自体のセキュリティも関係がありそうです。
ここ3年位のPCなら何とかなりそうな記事が多いようです。おそらくマイクロソフトさんは新たにアップグレード確認ツールをリリースされると思いますのでそれまでもう少し待ちましょう。
今回おそらくたくさんのWindows10搭載のPCがWindows11無償アップグレードから外れると思います。その場合とりあえず2025年10月頃まではセキュリティアップデートされるそうなので、あと4年もあります。
でも、この秋はパソコンがよく売れるでしょうね。