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既定の図形に設定

ワードもエクセルも2007からオートシェイプという呼称が図形になりました。標準で青い背景と枠線になり、文字色が白になっています。もちろん変更できますので問題ないですし、2007以降から使い始めた方にとっては至極当たり前のことかと思います。

青い背景と枠線になり、文字色が白

おそらくですが、本当の設定としては図形の背景色がテーマ(配色)のアクセント1で、枠線の色はアクセント1の基本色25%、文字色は白だと思われます。

テーマ(配色)を変更した場合、自動で色が変わってくれますのでそれはそれで便利です。

ですが、テキストボックスのように図形を使いたい場合枠線を黒、またはなしにしてテキストの色を黒に、塗りつぶしの色を白またはなしにするのは面倒ですね。このような場合、規定の図形に設定しておくと次回から自分で設定した塗りつぶしの色と枠線の色で図形が描かれます。

まず、規定の図形に設定してたい画像を描画します。形は関係ありません。そして、図形の上で右クリックします。この際は、図形の枠線の上かハンドルの線の上などにマウスポインターを合わせて、マウスポインターの先の形が十字の矢印になっていることを確認してください。

メニューが表示されますので既定の図形に設定をクリックします。

以降図形は既定の図形に設定された塗りつぶしの色、枠線の色で描かれるようになります。既定の図形に設定は、 塗りつぶしの色、枠線の色 と更に図形の効果(影や反射など)についても変更されます。

図形の反転

図形の回転以外に、図形を反転(鏡像)することも可能です。

画像挿入後、画像を選択し図ツールの書式のオブジェクトの回転をクリックします。左右反転をクリックします。

うまく鏡像になります。

面倒なので普通はやりませんが、180度回転させてから上下反転でも同じことですね。

もちろん、図形(オートシェイプ)でも可能です。

矢印:環状は時計回りに矢印が向いていますが左右反転で反時計回りに矢印が向きます。

図形の変形

挿入した図形(オートシェイプ)を変形させてみます。

大きさの変更、回転、塗りつぶしなどは図形の挿入(オートシェイプ)2を参照してください。大きさを変更することは変形することにはなりますがもう少し違う変形です。

スマイルの図形ですが口を表す線が直線になったり、逆カーブになったりしています。

図形(オートシェイプ)を選択した状態で表示されるハンドルに黄色いものがあります。これにより図形(オートシェイプ)の全体の大きさはそのままで変形させることが可能です。

この黄色いハンドルは図形(オートシェイプ)により全くないものや複数あるものなど様々です。

幾つか例を挙げてみます。

部分円ですがかけている円の角度が変更できます。

メモは右端の目くれた感じの部分の大きさを変更できます。

矢印:右では軸の太さと三角の部分の大きさを変更できます。

矢印:環状は黄色のハンドルが4つもありいろいろと変更できます。

他にもたくさんありますのでいろいろと試しておいていざというときに応用できるようにしておけば使い勝手も上がるかもしれませんね。

図形(オートシェイプ)の文字列を左上に配置

図形(オートシェイプ)に文字を挿入で図形(オートシェイプ)に文字列を挿入する方法をご説明しました。

図形(オートシェイプ)上で右クリックしてテキストの追加から文字列を挿入しましたが、office2010からは図形(オートシェイプ)上から直接文字が挿入できるようになりました。

図形(オートシェイプ)に文字列を挿入した最初の状態は文字列は左右の中央上下の中央に配置されています。

これはホームタブの段落の中央揃えから両端揃えに変更すれば左に来ます。

しかしホームタブの段落には上下の中央にするためのボタンがありません。図形(オートシェイプ)を選択します。自動で描画ツールの書式というタブが表示されますのでテキストの文字の配置から上揃えを選択します。

これで図形(オートシェイプ)に挿入された文字列を左上にそろえることができました。

文字の配置の機能もWord2010からになります。そもそもWord2007では初期値が左上揃えでしたので縦位置中央に困っておりました。

画像の背景色を透明にする

挿入した画像の背景を透過にします。

年賀状の作成などで画像を複数入れることがあるかもしれません。クリップアートがなくなってしまい、Bingイメージ検索からの挿入になって著作権等若干(かなり)心配なのです。

今回は年賀状ということで『郵便年賀.JP』http://yubin-nenga.jp/index.html様の画像をダウンロードして使用しています。いったん画像をダウンロードしてから挿入しますので挿入タブの図の画像から画像の挿入を行います。

挿入した画像は文字列の折り返しで背面(行内以外の任意)で自由に移動できるようにしておきます。

『郵便年賀.JP』さんの画像はjpg形式で背景が透過されていないので2つ目以降の画像が被ると後ろ画像が隠れてしまいます。

gazoutouka

2つ目の上にくる画像の背景を透過します。画像を選択しておいて図ツールの書式タブをクリック(自動で選択されているはずですが)し調整の背景の削除をクリックします。

gazoutouka_1

選択した画像全体が赤くなっています。内側にハンドルがついています。赤いところが背景として認識されており透明になる部分です。ハンドル内の赤くない部分が画像として残ります。

今回は画像全体を対象としますのでハンドルを画像と同じ大きさになるようにドラッグします。

gazoutouka_2

このままではほとんどが赤いので画像のお年玉のポチ袋と座布団くらいしか画像が残りません。画像を残したい部分を選択します。

gazoutouka_3

保持する領域としてマークをクリックするとマウスポインタが鉛筆のような形状になります。画像を残したいところでドラッグします。

gazoutouka_4

背景として透過したいのに画像として残っている場合は削除する領域としてマークをクリックし領域をドラッグします。

gazoutouka_5

うまくいけば変更を保持をクリックします。変更を保持をクリックすると同のように見えるかはっきりします。

gazoutouka_6

この時点でうまくいかないときは再度背景の削除をクリックすると続きから処理が行えます。

削除か保持かの領域とした部分がうまくいかなかったときはマークの削除で初めの状態に戻ります。

すべての変更の破棄のボタンは全く最初に戻ります。

直線曲線直線

図形で直線カーブ直線を描く

なかなか正解が見つからなかったので経過と結果をご紹介します。下のような直線から曲線そして直線の図形が簡単に書けなかったのでちょっと試行錯誤してみました。

line_curve

挿入タブの図の図形をクリックすると以下のようなツールが表示されます。この中で曲線が描けるものは沢山ありますがどれも一発で上のような線を引くことができません。line_curve_1

個人的にベターな方法は円弧でカーブの部分を作成し、端に直線を描いてグループ化する方法です。

line_curve_2

円弧を描きます。SHIFTキーを押したまま描画すると正円の弧が描けます。その弧の端にぴったり合うように直線を2本書きます。line_curve_3

最後に直線、円弧、直線の3つを1つずつCtrlキーを押したまま選択していきます。そうすることで3つ同時に選択した状態になります。描画ツールの書式の配置にあるグループ化ボタンのグループ化をクリックします。

line_curve_4

直線、カーブ、直線が1つのグループになりました。これでうまくいきましたが、ちょっと不都合が出る場合があります。

わかりよいように線の太さを変えてから線の種類を変更しました。1点鎖線を適用したのですが、線とカーブのつなぎ目がうまく1点鎖線になっていません。グループ化はされていますが、1点鎖線がそれぞれ個別に適用されてしまっていますのでつなぎ目がうまくってないようです。

line_curve_6

他の方法も試してみましたが、うまく直線カーブ直線を描く方法がなかなかありません。曲線を使って書いてみましたが、書けなくはありませんが労力がかかるのと、カーブの度合いの調整が難しいです。あまりに面倒なので曲線ツールで直線カーブ直線を描く方法のご紹介は割愛させていただきます。

今のところ直線を描くベストな方法は角丸四角形を使うことだと思います。まず角丸四角形を描画します。

line_curve_7

カーブの具合を黄色いハンドルで調整します。図形のカスタマイズ(オートシェープ)を参照してください。あとで変更できなくなりますのでここで確定してしておきます。line_curve_8

描画ツールの書式の図形の挿入から図形の編集の頂点の編集をクリックします。line_curve_9

すると直線の始まるところやカーブの始まるところが頂点(黒いハンドル)として表示されます。必要でない部分だけを削除できれば直線カーブ直線だけが残るということです。line_curve_10

まず角丸四角形の外周をカットします。左上の頂点をクリックして選択します。さらに右クリックするとメニューが表示されますので、開いたパスをクリックします。

line_curve_11

選択した頂点の近くに新しく頂点ができました。選択した頂点でカットされましたので橋が増えた乗田になっています。あとは不要な頂点を1つずつ削除していきます。line_curve_12

要らない頂点で右クリックし、頂点の削除をクリックします。すると選択した頂点がなくなります。これを不要な頂点すべてで繰り返します。line_curve_13

結構めんどくさいものがあります。少し楽な方法としてCtrlキーを押たまま頂点をクリックします。。するとちょうてんが×の形になりますのでDeleteキーをたたきます。この方法でも頂点を削除できます。

line_curve_14

不要な頂点をすべて削除しました。

line_curve_15

さいごに図形の塗りつぶしをなしにして線の種類を変更してみました。もともとが1本の線なので1点鎖線もうまく描かれました。line_curve_16

図形のカスタマイズ(オートシェープ)

図形を変形します。

挿入した図形の種類により、図形をカスタマイズすることが可能です。図形の挿入(オートシェイプ)も参照してください。

shape

これらの図形は同じ種類の図形ですが矢印の棒の太さと矢印の三角の部分の大きさを変更しています。大きさの変更や回転は図形の挿入(オートシェイプ)2を参照してください。

shape_1

図形を描画した直後や図形を選択したときに図形の周りに丸いハンドルが表示されます。sの中に黄色い丸のハンドルがあります。これをドラッグするだけで図形を変更することが可能です。

多くの図形にこのハンドルがありますので気に入った形に変更してみてください。

図形の背景に画像を表示する

図形の背景に画像を表示する

画像を図形でトリミングにある方法で図形(オートシェープ)に画像を表示することができますが別の方法をご紹介します。また、画像を図形でトリミングではできないことがなぜかこちらでは可能です。

この方法は、先に図形を描きます。そのあと、図形の背景色に図を選択するというものです。まず図形を挿入します。挿入タブから図形をクリックし任意の図形を選択します。ドラッグして図形を描きます。

autoshape3_0図形が選択された状態で描画ツールの書式タブをクリックします。図形の塗りつぶしから図を選択し任意の画像を選択します。

autoshape3_1

図形の中に画像が表示されました。図形の中の画像がもともと鼻先が下に来ている画像だったのでその通りなのですが鼻先を上にしたいと思います。(画像の天地を反対にしたい)autoshape3_2

図形の回転をしてみましたが、画像と図形がセットになって回転しています。画像だけを回転させたいです。図形を選択している状態で画像の上で右クリックします。図形の書式をクリックします。

autoshape3_4  図の書式設定の塗りつぶしを選択しオフセットの値を左、右、上、下すべて100%に変更します。そうすることで図形の中の画像が上下左右反転しますので画像が180度回転したかのように見えます。 autoshape3_7

ワード2016と2013は同じような画面構成ですが、ワードの2010の場合は、画面構成が違います。

autoshape2010

ちなみに図形に合わせて回転するのチェックを外せば中の画像は回転せずに図形のみを回転させることが可能です。

autoshape3_5 autoshape3_6これらの効果は画像を図形でトリミングではできないようです。残念ながらワード2007では出来ないようです。

図形(オートシェイプ)に文字を挿入

図形(オートシェイプ)にテキストを追加する

図形の挿入方法は図形の挿入(オートシェイプ)を参照してください。

autoshape2_0

図形に文字を入れると自由な位置に移動できますし、ちょっとパワーポイントのような感じを出すこともできます。

2016年11月20日追記
WORD2010以降は下記の右クリックの動作をしなくても図形が選択されている状態で直接キーボードから文字を挿入できるようになっていました。ワード2007以前のバージョンは下記のように右クリックからテキストの追加を行ってください。 –追記以上

まず図形の上で右クリックします。メニューが表示されますのでテキストの追加をクリックします。

autoshape2_1

図形にカーソルが表示されますので文字入力を行います。

autoshape2_2

図形の上で右クリックを行うときにマウスが動いてしまうと下の図のように移動とコピーのメニューが表示されます。この表示になったときは図形以外をクリックしてこの操作をキャンセルします。改めて右クリックしテキストの追加をクリックしてください。autoshape2_3

図形にテキストを追加したら図形の選択が難しくなります。図形を移動するときにマウスポインターの形状が十字の矢印に代わりますが、テキストを追加した場合は図形の枠線か選択のハンドルの周りの線上あたりでしか移動できなくなります。削除する場合も一度枠線の上でクリックしカーソルが表示されない状態にしてからでないと文字の削除になってしまいますので注意が必要です。autoshape2_4

 

文字列の折り返し

画像を任意の位置に移動する

画像の挿入画像を図形でトリミングも参照してください。

ワードアートを複数入れると次のページにはみ出してしまって困ったことはありませんか。

ワードで画像を挿入した後に大きさの変更は簡単にできるが、任意の位置に移動することが出来ないということをよく聞きます。

文字列の折り返しを設定することで簡単に任意の位置に画像を移動することが出来ます。gazou

画像はカーソルのある位置に挿入されますが、画像を挿入したばかりでは、画像を任意の位置に移動することはできません。画像を任意の位置に移動するには文字列の折り返しを設定する必要があります。画像と文字の関係を設定します。

画像をクリックして選択状態にすると右に昔の黒電話の受話器のような(古いな)画像が表示されます。または、図ツールの書式の配置の文字列の折り返しをクリックします。

行内
設定変更前は行内が選択されており、画像が1つの文字と同じ扱いになり画像の下でも字とそろった状態になります。行内以外はドラッグで自由に画像の位置を変更することが可能です。

gazou_1

四角
四角を選択すると文字が画像の周りを四角く取り囲みます。

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画像をまたいで文字が表示されています。

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背面
背面は文字通り文字の後ろに画像が表示されます。文字がすべて表示されています。

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前面
前面にすると文字の上に画像が重なって、画像があるところの後ろに文字があり文字が読めない状態です。

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上下
行下は行内と似ていますが、画像を任意の位置に移動するが可能です。上下なので左右には文字は来ません。

外周
外周は画像が矩形でない場合画像の輪郭に沿ったように文字が配置されます。画像を図形でトリミング参照してください。

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円弧の部分はそれらしく丸く文字が取り囲んでいます。

内部
内部は外周だけでなく空間に文字が入り込んできます。ただし折り返し点の編集が必要です。

文字列の折り返しを内部にします。これだけでは外周と同じです。

gazou_7_0

折り返し点の編集をクリックし枠線の交点をドラッグすると画像の枠が変形します。

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これで文字が画像の内部にも表示されるようになりました。  gazou_8