数値を除数で割ったときの剰余を返します。 戻り値は除数と同じ符号になります。

正の数の3で割ったときのあまりに-1が使えないということです。なのでエクセル関数に反抗するのもいささか大変なので長いものには巻かれまして商とあまりの計算は

商はINT関数を使う。あまりはMOD関数を使う

ということにしておきましょう。

では、確認です。今度は割る数を負の数にしてみます。-3で割ってみます。

商はINT関数を使う。あまりはMOD関数を使うということでE列とH列で確認します。

10 ÷ -3 =-4あまり-2     検算 -3 × -4 -2=  10
-10 ÷ -3 = 3あまり-1 検算 -3 × 3 -1=  -10

正しい結果が表示されているようです。余りの表示を文字列結合の&を使って

=INT(A2/B2)&”あまり”&MOD(A2,B2)

としてあげればいいと思います。ただどうしても10の中に符号が変わるだけで商の絶対値

-10 ÷ 3 =-3あまり2
-10 ÷ 3 =-4あまり2

3と4が気持ち悪いという方にはMOD関数を使わずに計算する方法で対応してください。(数学的のどちらが正しいのかはわかりません。)

INT関数の代わりにTRUNC関数(ROUNDDOWN関数でもQUOTIENT関数でも同じですが)を使います。個人的にはQUOTIENT関数のほうがそれらしい気もしますが、エクセルのバージョンによっては面倒なことになるかもです。

余りは割られる数から(割る数×商)を引いて計算します。

=TRUNC(A2/B2,0)&”あまり”&A2-(B2*TRUNC(A2/B2,0))

もありかもしれません。