参照演算子

参照演算子(計算するセル範囲を結合)

何やら見たことのないめんどくさそうなものが出てきましたが、すでにふつうに使用しているものもあります。

計算演算子と優先順位の参照演算子の項目に3つ上がっています。

■1つ目
: (コロン)セル範囲の参照演算子。これはSUM関数でよく見かけます。=SUM(A2:G2)のようにセルA2からセルG2までのセルの合計値を計算するときA2:G2、A2からG2までという意味です。

■2つ目
, (コンマ)複数選択の参照演算子。もSUM関数でも見かけます。=SUM(B1:F1,A2:A10)の場合はB1:F1,A2:A10、B1からF1まで と A2からA10までという意味になります。

■3つ目
(スペース 1 つ)共通部分を示す参照演算子。これはちょっとなじみがないかもしれません。

=C1:C19 A6:D6

という式の場合C1:C19とA6:D6の間に半角のスペースが一つあります。(実務上は半角スペースが複数連続していても利くようですが)スペースの左右の共通部分のセルを参照します。C1からC9まで と A6からD6までの共通のセルであるセルC6を参照します。

sansho

複数のセル範囲を複数の半角スペースでつないでいくとすべての範囲に共通のセル参照になります。また、SUM関数などの複数のセル参照が可能な関数なら複数の共通セルをしてすることも可能です。

セルに名前を設定するなどすれば特定の行と列のクロスするセル値の参照する場合などに役立つと思われます。

sansho_1行方向にはそれぞれA列の内容でセルに名前がついています。バナナの名前でセルB2からD2まで。いか7行目のキャベツまで。列見出も同様に価格という名前でセルB2からB7まで。セルA9とセルB9には入力規則でA列、1行目の値しか選択できないようにしてあります。

セルC9にはINDIRECT関数を使ってセルA9とセルB9の文字を数式として評価するようにしてあります。これを共通部分を示す参照演算子の半角スペースで

=INDIRECT(A9) INDIRECT(B9)

とすることで共通するセル(交差するセル)の値が表示されます。

 

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