月別アーカイブ: 2014年7月

スタート画面とWindowsキー

Windows8.1で起動時にデスクトップを表示することが出来ますのでスタート画面を見なくてもやりたいことが完結することがあるかもしれません。

よく使う機能はデスクトップにショートカットを作成しておけばいいです。タスクバーにピン止めする場合は、アプリケーションが立ち上がっている状態で、タスクバーにアイコンが表示されていますので、タスクバーのアイコンを右クリックして、「タスクバーにピン留する」をクリックしてください。

しかし、めったに使わないアプリを起動する場合は、スタート画面を表示して、すべてのアプリを表示してから、該当アプリを起動することになります。

デスクトップから、スタート画面の表示は、モニターの右上端か、右下端にマウスポインターを移動し、チャームを表示し、スタートをクリックします。

キーボードを触っているときにいちいちマウスに持ち直すのは面倒です。

そこで windowskey ウィンドウズキー を叩きます。デスクトップ画面から、スタート画面が表示されます。再度 windowskey ウィンドウズキー でデスクトップに戻ります。

スタート画面からすべてのアプリに移動するときですが、Windows8ですべてのアプリを表示するの場合もWindows8.1ですべてのアプリを表示する場合もマウスをもっての操作ですから、便利さが半減です。

スタート画面とすべてのアプリはctrlCtrlキーを押したままtabTabキーをたたきます。Ctrlキー + Tabキー でスタート画面とすべてのアプリの画面を行き来できます。すべてのアプリの画面では、矢印キーarrowでアプリを選択しエンターキーで起動できます。

計算式のセル参照

計算式のセル参照では何のことかわかりませんが、エクセルをより一層利用するために、ちょっとしたルールをご説明します。下のようなエクセルの表があります。(図はexcel2013)

etc

セルD4にバナナの単価×数量を出す式は
=B2*C2
になりますね。

etc_1

次に小計を合計する式をセルD8にSUM関数を使って入力します。
=SUM(D2:D7)
ですね。

D2:D7はセルD2からセルD7までのすべてのセルという意味ですね。

etc_2

 

では、次の式の答え(意味)を考えてみてください。

=B2:B7*C2:C7

  1. セルB2からB7までを足した物とセルC2からC7を足したものをかけた数
  2. セルB2とセルC2を掛けたものにセルB3にセルC3をかけたもを足してという風に順に価格×数量を合計した数。
  3. エラー、計算できない
  4. 数式を入力したセルによって答えが違う

されどれが正解でしょうか。答えは4のこの式を入力するセルによって答えが違うです。

少しそれますが、セルには名前を付けることが可能です。名前を付けたいセルを選択し、名前ボックスに名前を入力し、エンターキーたたきます。今回はセルB2からB7に価格、セルC2からC7に数量と名前を付けます。

今回のような場合は、簡単な方法としてセルB1からセルC7まで選択して、数式タブの定義された名前の選択範囲から作成をクリックし、選択範囲から名前を作成のダイアログボックスの上端行を選択しOKボタンをクリックします。(一番上のセルの値が名前になる)

etc_3

セルB1の値の価格を名前として、セルB2からB7までに名前つけることが出来ました。C列も同様です。

etc_4

名前の管理で確認できます。

元の表に戻り、先ほどのD列を名前を使った計算式に変更します。

セルD2に=価格*数量という数式を入力します。価格も数量も範囲がありますが、うまい具合にセルD2と同じ行の値どうしを掛けたものになっています。

etc_5

先ほどの問題である。=B2:B7*C2:C7というのは名前こそ付けていませんが、範囲は価格と、数量と全く同じものです。ですから、2行目にこの式を入力するとB2*C2の答えとなりますし、3行目にこの式を入力するとB3*C3の答えとなります。

ただそれだけのことですが、関数によってはこの方式が有効に利用できるものがあります。いづれご紹介しますので、ぜひ覚えておいてください。

 

 

一点しんにょう、2点しんにょう

皆さんの環境で下の文字のしんにょうは点が1つでしょうか、それとも2つでしょうか?

OSによって点が1つのしんにょうかもしれませんし、点が2つのしんにょうかもしれません。

これ以降はWindows限定の話です。これはワードの問題ではなくOSにインストールされている文字セットというものが影響しているようです。今インターネットでご覧いただいているのでワードは関係ないですよね。Vista以降なら点が2つあるしんにょうになっていると思います。WindowsXPの方はもういないと思いますが、1点のしんにょうなら。。。。

Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で旧 JIS90 文字セットを使用する方法によるとJIS90という文字セットなら点が1つのしんにょうで、JIS2004という文字セットが2点のしんにょうになるようです。

そこで、私のワードの環境で確認してみました。あくまで書体(フォント)はMS明朝で確認しただけです。書体が変われば状況も違います。2点しんにょうの字面(グリフでいいのでしょうか?)を持っていないないものは1点しんにょうになります。

Windows8.1
Word2013
MS-IME2012

shinnyou2013辻以外にも、迂や這、迄なども2点のしんにょうです。

Windows Vista
Word2010
MS-IME2010

shinnyou2010これも全く同じです。

Windows 7
Word2007
MS-IME2007

shinnyou2007

これも全く同じですね。

Windows XP
Word2003
MS-IME2003

shinnyouxp2点のしんにょうがありません。すべて1点のしんにょうです。

しかしながら、場合によってはword2013で1点しんにょうの文字が使いたい事があるかもしれません。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で旧 JIS90 文字セットを使用する方法によるとJIS90をインストールする必要があるようです。

1点のしんにょうの「つじ」をワードで表示してみます。

Windows8.1
Word2013
MS-IME2012

の環境で私がうまくいっただけなのでほかの環境(同じ環境でも?)では無理かもしれません。

MS-IME2012のIMEパッドで部首のしんにょうで1点しんにょうの文字を探して、挿入します。タスクバーのIME上で右っクリックしIMEパッドをクリックします。左の部をクリックし3画のしんにょうを探しクリックします。しんにょうの文字の一覧が表示されます。下の方に1点しんにょうの文字が重なっているのでクリックします。カーソルの位置に文字が入ります。

ime2012

残念ながらIME2010とIME2007には1点しんにょうはありませんでした。書体によっては、2点のしんにょうの文字が元からなく1点のしんにょうの文字しかないものもあります。

ちなみにMS-IME2012ならいわゆる吉の下の棒が長い「土よし」もあります。土編の最後にあります。2010以降はバラの包みの高島屋のいわゆる「はしご高」もあります。

shinnyou2013_1

ワード上で使用する際に(髙島屋は変換で変換候補にありました。)環境依存文字と出ました。これらの文字はワードファイルを添付するだとか、配布するなど自分の環境以外で使う可能性のある場合は要注意です。

shinnyou2013_2

また、MS-IME2012限定ですが、IMEパッドの左で文字一覧を選択し、Unicode()追加多言語面-麻雀牌で牌の絵柄を文字として入力できます。私の家では印刷もできました。意外ときれいに出ました。できれば将棋の駒なども追加していただきたい。麻雀の方がワールドワイドなんですかね。

Office2013には、IMEが同梱されていませんので、windows7やVistaに2013以前のOfficeがインストールされていないところにインストールすればIMEはMicrosoft IMEになります。MS-IME2010の方が高機能なようです。

私は、実行していませんので詳しくわかりませんが、officeユーザであればMS-IME2010は無料でダウンロード使用が可能なようです。MS-IME2012はダウンロードできないようです。

windows8にはMS-IME2012が初めから入っています。

便箋の作成(横書き)

ワードでオリジナル便箋を作成します。

便箋サンプルではワードサンプルがダウンロード可能です。

便箋はたいていの場合、罫線がありますので、今回は、罫線が入った用紙を便箋とします。(図はword2013)

binsen

グリッド線を表示すればページ全部に罫線が引かれたように見えますが、グリッド線は印刷されませんので、今回は別の方法を使います。

ワードで便箋を作成し印刷してからご利用になる場合は、罫線の機能を使うのが簡単でいいと思います。ただし、ワード上で文字入力する場合は、2ページ目以降も同じ作業が必要になるのでちょっと面倒です。

まず、白紙の用紙1ページ全部に空白行を挿入します。エンターキーをたたき続けます。

binsen_1

すべての行を選択します。ドラッグでも構いませんが、Ctrlキー + Aキー ですべて選択できます。

binsen_2

ホームタブの段落の罫線をクリックし、一番下の線種と罫線と網掛けの設定をクリックします。

binsen_3

罫線タブのプレビューで左の3つのボタンをすべてクリックしOKボタンをクリックします。ここで選手や線の太さ、色も変更できます。

binsen_4

罫線の太さの分2ページ目にまたがってしまったので不要な行は削除して出来上がりです。

binsen_5

もう一つの方法は透かしとして、ヘッダー領域に図形の線を入れておきます。透かしは(同じセクションの)全ページに反映されますのでワード上で文字入力して、2ページ目以降にまたがっても自動で1ページ目と同じデザインになります。

図形の線をたくさん入れますので後で行数を変更するのが面倒です。まずA4用紙に何行入れるのか確認します。

ページレイアウトタブのページ設定の右下の矢印をクリックし、ページ設定のダイアログボックスを表示します。文字数と行数のタブの行数を確認します。必要であれば変更します。OKボタンをクリックして閉じます。

binsen_8

次に線を引くための目安が必要なのでグリッド線を表示します。表示タブの表示のグリッド線をクリックします。グリッド線が表示されました。

binsen_6

グリッド線に合わせて直線を1本引きます。挿入タブの図の図形をクリックし線から直線を選択します。

binsen_6-1

罫線に沿うように直線を引きます。(Shiftキーを押しながらドラッグするときれいな直線になります。)

binsen_6-2この直線があと36本(36行あるので)必要ですが、コピーします。直線が選択された状態でCtrlキー + Dキー でコピーできます。8本ワンセットにして4セット作ります。(計算違いです。9本でする方がいいです。以下8本を9本に読み替えてください。

binsen_6-3

適当な場所に右にずれて8本直線が引けました。次に一番下の直線をグリッド線の上から8本目にぴったり合わせます。左右は1本目より右だったらずれていてもかまいません。次に8本の罫線をすべて選択します。Shiftキーを押したまま直線をクリックしていきます。

binsen_6-4

 

1本目と8本目がグリッド線上にあります。8本の直線を選択したまま描画ツールの書式タブの配置をクリックします。上下に整列をクリックします。

binsen_6-5png

 

8本の線がグリッド線上に来ました。上下に整列は一番上と一番下はそのままでその間にあるものを均等に配置してくれます。続いて8本の直線を選択したまま、同じ要領で左揃えをクリックします。

binsen_6-6png

これで8本の直線がグリッド線上にきれいに並びました。この作業をあと4回繰り返すのは大変なのでこの8本の直線を1つのグループにします。8本の直線が選択された状態で、先ほどの配置のボタンの近くにグループ化のボタンがあるのでクリックしグループ化します。

binsen_6-7

8本の整列された直線がグループ化されました。現在このグループが選択されていますので、これをコピーして下にずらしてグリッド線に合わせます。この作業を4回すると32本分の線が出来ます。残り5本足りませんので、図形から直線を5回引いておきます。上下位置はグリッド線に合わせるので問題ないと思いますが、左右位置が気になる方は、グループどうしで配置をして調整してください。

binsen_6-8

更にすべての直線とグループを選択して再度グループ化して1つのグループにします。

binsen_6-9

グループ化したら一括で線の色、線の種類を変更できますので、必要であれば描画ツールの書式タブの図形のスタイルから変更します。

次に直線37本からなるグループを選択し、切り取ります。そして、ヘッダー領域の設定をします。挿入タブのヘッダーとフッターのヘッダーをクリックします。メニューが表示されるのでヘッダーの編集をクリックします。

binsen_7

 

ヘッダー領域(通常の余白の上部分)にカーソルが表示されますので、先ほど切り取った、罫線のグループを張り付けます。

binsen_9

うまくドラッグして、グリッド線にぴったり合う位置に移動します。ヘッダーフッターのデザインタブにヘッダーフッターを閉じるボタンがあるのでクリックします。次にグリッド線を非表示にすれば完成です。

binsen_10

 

必要に応じて、ヘッダー領域に会社のロゴや日付用の罫線など追加してオリジナル便箋を作ってみてください。

 

条件に合致する項目の合計 SUMIF関数

合計を出す関数オートサムを参照してください。

特定の条件に一致する項目のみを合計する方法をご説明します。(図はExcel2013)

sumif

お小遣い帳、または家計簿的な項目があります。発生順にどんどん下に追記していくと思ってください。費目ごとに合計を算出したいと思います。2行目と7行目に食費があります。手作業で拾うのはエクセルのかいがないですね。費目ごとのシートか、列を作っておけばいいですが、入力が面倒です。

D列に費目の一覧を作成し、E列に費目ごとの合計を求めます。

sumif_1

SUMIF関数

指定した条件を満たす範囲内の値を合計する

SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])

範囲には条件を満たすかどうかを調べるセルを指定します。今回の場合はセルA2からセルA16が範囲になります。

検索条件は、数値、式、セル範囲、文字列、または関数で指定できます。今回はD列の文字列と一致するかどうかを指定します。

合計範囲は金額の入っているセルB2からセルB16になります。

セルE1には =SUMIF(A2:A16,D1,B2:B16) という式で食費だけの合計が求まりますが、この式をコピーするとセル範囲 A2:A16 と B2:B16 が相対参照なのでずれてしまいます。その前に、このままではA列に新たに項目を追加するたびにセル範囲を拡張しなけばなりません。範囲と合計範囲は列すべてにしてしまいます。

sumif_2

セル範囲の指定をA:AとすればA列すべてになります。

sumif_3

あとはセルE1の数式をコピーしておけば完成です。

sumif_4

検索条件にはワイルドカードが使用できます。半角の疑問符 (?) は任意の 1 文字を表し、半角のアスタリスク (*) は 1 文字以上の任意の文字列を表します。

セルE15に費目の最後の文字が「費」で終わるものの合計を出してみます。検索条件は文字列なのでダブルクォテーションで前後を挟み、”*費”とします。*は1文字以上の文字なら該当しますので、「食費」も「交通費」も「なんちゃら費」もすべて検索の条件を満たします。

セルE15に =SUMIF(A:A,”*費”,B:B) と入力します。

sumif_5

末尾が「費」で終わる費目が合計されました。

Windows8.1(8)のスタート画面でエンターキー

Windows8.1(8)のスタート画面でエンターキーをたたくと左上のパネルが実行されます。(図はWindows8.1)

start

上の図の状態なら、エンターキーでメールアプリが起動します。

パネルはドラッグで移動できますので、よく使用するアプリを左上に移動しておけば、スタート直後、エンターキーで使用できます。

Windows8.1で起動時にデスクトップを表示するもあります。

 

 

キーから値を抽出 VLOOKUP 2

VLOOKUP関数は便利で使用頻度も高いと思います。完全一致で値を抽出する、キーから値を抽出 VLOOKUPを参照してください。

今回は、近似値を返す場合をご説明します。

vlookup1

お買い上げ金額により値引き率を変更する場合を考えます。上の図は、1000円買っていただいたら、2%値引き、5000円買っていただいたら、5%の値引きするという意味だと思ってください。A列にある金額と、ちょうど同じ金額をお買い上げなら隣のB列の値を参照すればよいですね。では、例えば3000円買っていただいたら何パーセントの割引率を適用すればよいでしょうか。1000円から5000円未満までは、2%の割引率にします。同様に5000円以上10000円未満は5%が割引率になります。

この時、VLOOKUP関数を使って、うまくB列の割引率が求められるでしょうか。キーから値を抽出 VLOOKUPでは完全一致でしたので、3000円の場合、3000という数値がA列にないのでエラーになってしまいます。1円刻みで表を作っておけば完全一致も可能でしょうが、とっても大変なことになります。

このような場合もVLOOKUPが使えます。A列に金額を入れるとB列に値引き率が返ってくるような計算式をセルB2に入力します。

vlookup1_1

セルB2に =VLOOKUP(A2,$E$1:$F$8,2,TRUE) と入力します。ポイントは第4引数がTRUEとなっているところです。第4引数がFALSEの場合は完全一致になりますが、TRUEの場合は、完全一致で検索し、一致するデータがない場合は、検索値未満の最大値が使用されます。

vlookup1_2

まず、セルA4に3000という値があったら、E1からE8で3000という値を探します。ありませんので近似値を求めます。検索値未満の最大値ですから、3000未満で最大値は1000です。次にVLOOKUP関数の第3引数の2を参照し、第2引数の範囲の2列目の値を返しますので2%という数値が返ってきます。(表に1行目の見出しを含む必要はありません。)

vlookup1_3

第4引数のTRUEを使うときは、参照する表(今回は、$E$1:$F$8)の左端列が昇順に並んでいないと正確な結果が返ってこないことがあります。($E$1:$F$8の絶対参照はコピーするときのためで必須ではありません。)

TRUEの場合は、第4引数を1としても同じです。また、TRUEの場合は第4引数を省略できます。