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折れ線グラフ4(スムージング)

折れ線グラフなので折れ線で全くいいのですが、(プロットした点と点の間の線は必ずしもその時点の値を表しているわけではありませんから)なめらかな曲線でつなぐことも可能です。あまり意味がないので使うことは少ないと思いますが、エクセルの折れ線グラフで簡単にできることですからご紹介しておきます。

まずは普通に折れ線グラフを作成します。折れ線グラフ1

挿入された折れ線グラフの折れ線をクリックして選択しその後右クリックします。

メニューが表示されますのでデータ系列の書式設定をクリックします。

データ系列の書式設定から塗りつぶしと線(上の方のある3つの画像の一番左の塗りつぶしの画像)をクリックします。線の一番下にスムージングがあるのでチェックします。

残りのデータ系列(折れ線)をクリックすると選択できますますのでそのままスムージングにチェックを入れればすべての折れ線でスムーズな曲線のグラフになります。

折れ線グラフ3(グラフの開始位置)

折れ線グラフを手作業で作成すると一番左を縦軸のところから始めることが多いように思います。エクセルでグラフを作ると左の軸からちょっと右のところから始まります。

軸の書式設定から簡単に設定できます。グラフの(横)軸をクリックして選択します。続いて右クリックでメニューを表示します。軸の書式設定をクリックします。

軸の書式設定のオプションが表示されます。軸のオプションの軸位置にある目盛をチェックします。グラフの(横)軸とグラフが左に寄りました。軸の書式設定は閉じる×をクリックして閉じておきましょう。

この時に軸のオプションが見つからない場合は上の方にある画像が4つ並んでいる棒グラフのような絵柄(軸のオプション)をクリックしてください。

軸のオプションがあっても軸位置が見つからない場合は軸のオプションが折りたたまれていますので文字の上をクリックして展開してください。

折れ線グラフ2(ゼロ値の補完)

折れ線グラフでよく問題になるのが空白セルの扱いがあります。棒グラフでは値がないので棒の長さが伸びないだけなのですが、折れ線では線が切れてしまいます。

データがないのですから線が切れている方が正確性が高いように思いますが、もし手作業で折れ線グラフを作っていた場合は途切れている2点を線で結ぶと思います。

一番簡単だと思われる方法はセルに
#N/A
と入力することです。半角英数で入力してください。

途切れていた2点間に直線がひかれました。#N/Aの代わりに
=NA()
とNA関数を使っても構いません。

エラー値 #N/A を返します。#N/A は、”使用できる値がない” ことを意味するエラー値です。NA 関数は空白セルにマークを付けるために利用します。データが入力されていないセルにエラー値 #N/A を入力することによって、空白セルを計算の対象として誤って使うというエラーを防ぐことができます (数式がエラー値 #N/A を含むセルを参照すると、計算結果もエラー値 #N/A になります)。

Excelのヘルプより

しかし、表の見た目が悪いですね。文字色を白にしてごまかす方法もありますが。

グラフの空白セルの表示方法から選択する

#N/Aの代わりにグラフの設定で何とかなります。グラフを選択し、グラフツールのデザインタブのデータのデータの選択をクリックします。データソースの選択のダイアログボックスが表示されます。左下の非表示及び空白のセルのボタンをクリックします。

非表示及び空白のセルの設定が表示されますのでデータ要素を線で結ぶにチェックを入れてOKボタンをクリックします。

元のデータソースの選択のダイアログボックスが表示されますのでOKボタンをクリックしして閉じておきます。

これでエラー表示もなく、途切れた2点間を線で結ぶことができました。

ちなみにウィキペディアのn/aによりますと#N/AはNot availableの略と考えることができるようです。

折れ線グラフ1

折れ線グラフを作成しましょう。

エクセルには沢山のグラフの種類が選択できますので最適なグラフを選んで作成できるようにしてください。折れ線グラフや棒グラフはいろいろなところで見たり、作成したりしてると思われるので今更な気がしますが、主に何かのデータの変化をよりわかりやすくするため、時間経過を横軸(X軸)として値を縦軸(Y軸)に設定します。

グラフの作成方法はグラフ1(棒グラフ作成)とほとんど変わりません。まず表(データ)を用意します。

表の中にグラフに使わない列や行がないかどうか確認してください。合計や平均などはグラフにしないと思います。

表にグラフに使用しないデータがない場合は表の中のセルを選択しておきます。もし表にグラフで使用しないデータがある場合はグラフに必要なセルを範囲選択します。

挿入タブのグラフの折れ線/面グラフの挿入をクリックします。

折れ線グラフの種類が選択できますのでどれか選びます。マウスポインターをポイントした時点でプレビューでグラフが表示されます。今回はマーカー付き折れ線を選択します。グラフの選択時に積み上げもしくは100%積み上げを選択すると各項目(今回なら各支店)を累計しながらグラフが描画されるので直感とは違うグラフになりますので気を付けてください。

エクセル2013以降はデータ範囲を選択した時に表示される右下のクイック分析のボタンからグラフの作成が可能です。

グラフの色を取得

セルの塗りつぶし色を取得するではセルの背景色を取得しました。今回はグラフの色を取得してみます。

まずは棒グラフを作成してみます。すると棒グラフの色が自動で塗りつぶされます。

graphcolor

この棒グラフの色を取得したいと思います。グラフを選択しているとグラフツールというツールバーが表示されます。棒グラフの某の色を変更するときはここを使用するのでグラフツールの書式の図形の塗りつぶしの下向き三角▼をクリックします。色の設定のユーザー定義のタブをクリックしますが、いつでも黒が選択されています。

この方法ではグラフの色と同じ色を取得することが出来ません。

graphcolor_1

エクセル2007と2010は画面表示が違いますが同じような方法で可能です。エクセル2013ではまず取得したい色の棒の上でダブルクリックします。

エクセルの右にデータ要素の書式設定が表示されますので系列のオプションの一番左の塗りつぶしと線をクリックします。塗りつぶしという文字の左の三角をクリックして詳細が表示されるようにします。一番下の色のボタンの右の下向き三角▼をクリックします。

graphcolor_2

色の設定のダイアログボックスが表示されるのでユーザー設定タブをクリックします。これでRGBまたはHSLのカラーコードが取得できます。これをメモればほかのアプリケーションでも同じ色を使うことが出来ると思います。

graphcolor_3

 

エクセルの2007と2010ではグラフの系列(棒)の上で右クリックします。

graphcolor_2007

サブメニューの一番下のデータ系列の書式設定をクリックします。

graphcolor_2007_1

データ系列の書式設定のダイアログボックスが表示されます。塗りつぶしを選択し色の隣の下向き三角▼をクリックしその他の色をクリックします。

graphcolor_2007_2

 

色の設定のユーザー設定から色を取得することができます。

excel2010とexcel2007は同じ手順です。

グラフ4(棒グラフその他)

グラフ1(棒グラフ作成)
グラフ2(グラフのパーツの名称)
グラフ3(棒グラフのカスタマイズ)をご参照ください。

エクセルの表からグラフを作成しました。作成したグラフにタイトルを入れたりグラフの縦軸の最大値を変更したり、しました。

今回はその他グラフ作成の諸々をご紹介します。グラフとは関係なく、ちょっと便利な方法を裏技とか言っているサイトもありますが、マイクロソフト自体が公表していないのなら裏だと思いますが、そんなものあまりないと思います。安易に裏技使いすぎです。全く表技(?)ばっかりです。表技のご紹介なのでちゃちゃとやります。

表技1.グラフのコピー
グラフを選択し、コピーボタンをクリック(Ctrlキー + Cキー)。セルを選択し貼り付け(Ctrlキー + Vキー)。これで同じ書式のグラフが作成されます。

graph4

表技2.データの範囲選択
全く同じグラフが2つあっても仕方ありませんので後で追加したグラフは田中さんだけのグラフに変更します。グラフを選択し、デザインタブのデータの選択をクリックします。

graph4_1

データソースの選択のダイアログボックスでセルA2からE2を範囲選択します。この時もし吉田さんのグラフを作成するなら、系列の項目は必要なのでセルA1からE1までドラッグしCtrlキーを押したまま、セルA3からE3をドラッグします。吉田さんと石田さんの2人のグラフなら、さらに、Ctrlキーを押したままセルA7からE7をドラッグします。

graph4_2

グラフをコピーしてからデータの選択をすることで、同じ書式のグラフを1から作成することなく簡単に作成することが出来ます。

表技3.タイトルのセル参照
このエクセルファイルをコピーして来学期の中間試験結果の表とグラフを作成する場合、もちろん各自の成績は入力し直すことになります。それ以外はグラフのタイトルを期末試験結果から中間試験結果に変更することになります。グラフが1つしかない場合は総手間がかかりませんが、沢山あると変更ミスが発生する可能性が高くなります。

まず、表の上に表のタイトルを作成します。行見出しの1の上で右クリックし挿入をクリックします。

graph4_3

1行挿入されますのでセルA1に期末試験結果と入力します。セルA1からセルf1まで選択しセル結合して中央揃えのボタンをクリックします。(この作業は必須ではありません)

graph4_4

グラフをクリックします。グラフタイトルをクリックします。数式バーに手入力でイコール『=』と入力し、セルA1をクリックします。数式バーには=Sheet1!$A$1と表示され、グラフタイトルはセルA1の値を参照するようになります。このグラフをコピーしデータの選択でグラフを作っておけばすべてのグラフのグラフタイトルが、セルA1の値を参照します。変更も一発です。

graph4_5

表技4.標準グラフの一発作成
グラフを作成するデータ範囲を選択します。F11(ファンクションキー)キーをたたきます。Graph1というシートが挿入されてそこに棒グラフ(標準グラフ)が作成されます。

graph4_6

グラフ3(棒グラフのカスタマイズ)

グラフ1(棒グラフ作成)
グラフ2(グラフのパーツの名称)をご参照ください。

エクセルで棒グラフを作成するのは範囲選択とおすすめグラフのボタンで簡単に作成できます。作成したグラフをカスタマイズして、より分かりよいグラフにしていきます。 (図はExcel2013)

graph2013_4

行/列の切り替え
セルA1からセルE7までを範囲選択し棒グラフを作成しましたが、棒グラフの横軸がA列の各人の名前になっていますが、これはA列を横軸にし、1行目を系列に指定してグラフを作成したわけではありません。個人別ではなく、科目別の棒グラフを作成したい場合、A列に科目、1行目に氏名の表を作り直さなければいけないでしょうか。

ボタンクリックで系列と横軸を変更できます。

デザインタブのデータの行/列の切り替えボタンをクリックします。

graph3_1

凡例と横軸が入れ替わりました。もう一度行/列の切り替えボタンをクリックすると元に戻ります。

グラフタイトルを入力する
まず、グラフ上にグラフタイトルがあるかどうかです。グラフタイトルがあればクリックします。再度クリックすると、カーソルが現れます。グラフタイトルの文字を消去して適切なグラフのタイトルを入力します。ので入力してください。

graph3_2

そもそも、グラフ自体にグラフタイトルがない場合はどうすればよいでしょうか

graph3_3

グラフをクリックして選択した状態にしてグラフの右上の十字のアイコンをクリックします。

graph3_4

グラフ要素が表示されますのでグラフタイトルにチェックを入れます。その後グラフタイトルを変更します。

excel2007,excel2010の場合はグラフツールにレイアウトタブがあります。

graph3_2010

レイアウトタブのラベルにグラフタイトルがありますのでクリックして表示位置を選択し、その後入力しなおします。

graph3_2010_1

今回のグラフですが期末テスト結果ということでおそらく、テストは100点満点だと思います。すると石田さんの算数は100点満点ですが、グラフの縦軸は120まであるので達成感がありません。エクセルがグラフに出現する最大の数値の2割増しあたりを勝手に縦軸の最大値に設定するようです。この最大値を100に変更します。

縦軸の数値の上をダブルクリックします。

graph3_5

エクセルの右に軸の書式設定のペインが表示されます。最大値の120を消して100に変更します。

graph3_6

最大値が100になったので石田さんの算数がグラフの上にぴったりくっついて満点だというのがよくわかります。縦軸の目盛間隔が勝手に10点間隔になってしまいました。目盛間隔の目盛が10になっていますのでこれを20に変更すれば元に戻ります。

graph3_7

軸の書式設定の上の方にある4つの絵柄はそれぞれ、ボタンになっておりいろいろなものが変更できます。また、下側にある項目に左にある三角の図形は表示の折り畳みです。右下を指しているような黒の三角は詳細項目は展開されています。白の三角は折りたたまれています。

今表示されているのは軸の書式設定ですが、グラフ上の要素をクリックすれば選択された要素の書式設定に変わります。または、軸のオプションの文字の右隣の三角をクリックすれば選択できます。

graph3_8

excel2007,excel2010の場合はレイアウトタブの現在の選択範囲で縦軸を選択しすぐ下の選択対象の書式設定をクリックします。

graph3_2010_2

軸の書式設定の最大値の固定をチェックし100と入力します。目盛間隔も固定をチェックし20とします。

graph3_2010_3

グラフ全般について共通で、当たり前すぎますが、グラフ作成後にグラフのもとにになっているデータを変更すれば自動でグラフも変更されます

(excel2003のグラフではグラフ側の系列の要素を選択してドラッグすることで数値の変更が可能でしたが、excel2007からできなくなりました。)

graph3_9

上のように棒グラフを仕上げました。

  1. グラフの移動
    グラフエリアにマウスポインターを合わせるとマウスポインターの先に十字の矢印が表示されますのでドラッグして移動します。この時Altキーを押したままドラッグするとセルの角にぴったりと合います。graph3_10
  2. グラフの大きさの変更
    グラフエリアの角にマウスポインターを合わせると斜めの矢印が表示されますのでドラッグして大きさを変更されます。この時もAltキーを押したままドラッグするとセルの角にぴったりと合います。graph3_11
  3. 縦軸の最大値の変更、目盛間隔の変更
  4. 凡例の移動
    凡例をダブルクリックし凡例のオプションで凡例の位置で右を選択します。graph3_12
  5. 特定の棒グラフの塗りつぶしの色の変更
    グラフの特定の棒をクリックして選択します。系列全体が選択されますので、再度クリックします。特定の要素だけ選択されますので、系列のオプションの塗りつぶしで任意の色を選択します。graph3_13excel2007,excel2010ではデータ要素の書式設定で塗りつぶし(単色)を選択すると色を選択するボタンが表示されます。graph3_2010_4

グラフ2(グラフのパーツの名称)

まずはグラフ1(棒グラフ作成)ご参照ください。

エクセルのグラフではいろいろなところがカスタマイズできますが、カスタマイズの前にグラフの各要素の名称をご紹介します。グラブを選択するとグラフツールが表示され、デザインタブと、書式タブが表示されます。(図はexcel2013)excel2007もexcel2010も書式タブに同じものがあります。

graph2

書式タブの左の現在の選択範囲にグラフエリアと表示されてる箇所があります。(違う表示になっている可能性あり)そこ(グラフ要素)の下向き三角▼をクリックするとグラフの要素の名称が表示されます。

graph2_1

ここに表示されているのが今表示されているグラフの要素の一覧です。グラフの種類によっても変わりますし、同じグラフでも要素が非表示になっているところは表示されません。

主な要素は

グラフエリア    グラフ全体のこと
グラフタイトル   何のグラフかを表示するための文字を入力するところ
プロットエリア   グラフが描画されているところ(数値や項目は含まない)
縦軸         縦方向(y軸)の軸
横軸         横方向(x軸)の軸
凡例(はんれい) どの色がなにの項目を表しているかの一覧

graph

などがあります。エクセルでグラフ要素をクリックするとグラフの対応する場所が選択されます。また、グラフ内で要素をクリックして選択すると、書式タブのグラフ要素の表示も選択された要素に変更されます。(いろいろクリックして確認してください。)

各要素ごとに細かく設定項目がありますのでまずは各要素を区別できるようにしてください。

グラフ1(棒グラフ作成)

エクセルといえば、グラフですか。表計算機能、データベース機能、グラフ機能とエクセルでよく利用されていますね。

グラフ機能は多岐にわたりますのでグラフ1(棒グラフ作成)ということでまずは棒グラフの作り方です。

グラフのもとにになるデータを入力します。(図はexcel2013)

graph2013

棒グラフにするデータを範囲選択します。 graph2013_1

挿入タブのグラフからおすすめグラフをクリックします。おすすめグラフのボタンはexcel2013から登場しましたのでエクセル2010、エクセル2007でグラフを作成する場合は縦棒のボタンをクリックします。

graph2013_2

グラフの挿入のダイアログボックスが表示されます。

graph2013_3

左側にお勧めのグラフが表示されます。おすすめ以外のグラフを作成する場合はすべてのグラフのタブをクリックします。今回は普通の棒グラフを作成しますので集合縦棒と表示されている状態で、OKボタンをクリックします。

excel20010、excel2007の場合は挿入タブのグラフで縦棒ボタンをクリックします。(図はexcel2010)

graph2010

メニューが表示されますので2-D縦棒の左端の集合縦棒を選択するか一番下のすべてのグラフの種類をクリックします。

graph2010_0

すべてのグラフの種類をクリックするとグラフの挿入のダイアログボックスが表示されますので縦棒の集合縦棒をクリックします。

graph2010_1

グラフが作成されました。(図はexcel2013)

graph2013_4

グラフが選択された状態ではリボンにグラフツールが表示され、デザインタブと書式タブが出現します。この2つのタブとグラフの右隣に表示されている3つのボタンでグラフを調整します。

excel20010、excel2007のはグラフの横にボタンはありません。グラフを選択している状態でグラフツールにデザイン、レイアウト、書式の3つのタブが表示されますのでここから調整します。(図はexcel2010)

graph2010_2

また、エクセル2013はデータ範囲を選択した時に表示される右下のクイック分析のボタンからグラフの作成が可能です。

graph2013_5